活字の海で、アップップ

目の前を通り過ぎる膨大な量の活字の中から、心に引っかかった言葉をチョイス。
その他、音楽編、自然編も有り。

一万人の第九 ’08  本番!(第3回)

2008-12-16 19:49:46 | 一万人の第九(音楽の海)
佐渡総監督が降壇すると、待ってました!とばかりに還暦を迎えた
清原先生が登壇。少しだけ練習を。

ことここに至っては、もう細かい注文は無し。
いかに美しくハーモニーを響かすか、に力点をおいた注意を何点か。

清原先生の指導からは、執念を感じる。

それは、新年1月から早くも始まったスタッフミーティング
(これは、お疲れ様会の趣旨も兼ねているのだろうが、それでも
 新たな年の幕開けとともに、その年の万九をどのようにbuilding
 していくのかを、合唱指導者たちが議論する貴重な場なんだ、と思う)
から、ほぼ一年かけて築き上げた、その集大成を教え子である僕たち
合唱団に実感させたい、勿論指導者としての自分も、その成果を満喫したい
という純粋な思いの発露でもある。


そんな先生の切実な思いを載せた後フォローも終わると、ここで昼の休憩。
時間は25分くらいしかない。お弁当をあわてて掻っ込む。
大体、いつも当日のリハーサルは相当みっちりとやるから、食事の時間取りが
一苦労するのだ。

このタイミングを逃すと、2時過ぎまで食べられないからなぁ。

座席では飲食禁止(まあペットボトルのお茶くらいは、流石に皆飲んでいるが)
なので、ホール内の外周道路はお弁当を食べる人々で溢れ返っている。

当然、ベンチなんて、あ!っというまに埋まってしまい、座れる訳も無い。

入り口近くのカウンターでお弁当を広げようとした人は、案内係のお姉さんに、
慇懃無礼に「ここは荷物置き場ではありません!」と、ピシリとやられていた。

こちらは、運よくダンボール(事前申し込みしていたお弁当を配布した後の
残骸と思われ)をゲット。
それを手で切り開いて即席シートにして、お弁当を食する。

中腰で食べている人。
開き直って、フロアに直座りしている人。
もう、立ったまま食べている人。

様々なスタイルで食事をしながらも、皆、先のリハーサルの話で盛り上がって
いる。

そうしたザワメキの中、こちらもお弁当のお握りを掻き込む。
さっきのリハーサルで感じた煌きのような感覚が、まだ体内に残っていて
心地よい。


そうこうするうちに休憩も終わりに近づき、第一部のリハーサルに向けて
トイレにでも行っておくかと、Iブロックへ向かう。

万九のトイレ事情は、毎回の風物詩である。
大体は女性トイレの大行列がその目玉であるが、そのことを鑑みて通常の
男子トイレもこの日ばかりは殆どを臨時で女性用にしているため、
場内には男性用トイレは二ヶ所しかない。

合唱団の半分(これは大げさ。実際には、男性は3千人くらいらしい)は
男性なんだから、これは大変なのだ。まぁそりゃ男性のほうが早いけどさ。

Iブロックにある男性トイレに辿り着くと、思わずうなりたくなる程の
長蛇の列!

なんと、折り返してレストランの前を過ぎた辺りまで並んでいる!

まぁでも見ていると、流れは速そうなんで、観念して並ぶ。

実際、かなり早く順番が来てことなきを得るが、それでも廊下を移動中に、
第一部リハーサルがスタートしてしまう!

廊下に、静かにインストゥルメンダルが流れ出した時は、それと気がつかな
かったが、やっとGのゲートに辿り着いて扉を開けると、もう場内は真っ暗!

歌のある星へのナレーションが流れる中、暗闇の中を移動する羽目に。

さて、やっと第一部のリハーサルの入り口まで来たぞ。

(と安心するのはまだ早い、と戒めつつ、その4に続く)

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