今日のゲネプロは、16時開場。16時半スタート。
その前の予定が詰まっていて、開場時間ぎりぎりに会場に到着。
毎年のことながら、既にホール前は凄い人ごみ。
いろんな合唱団が、自分たちのステージの、そして仲間募集のちらしを
配る中、列に並んでホールに入る。
自分の座席を探していくと…。
おお、去年よりも中央に近い。なので、指揮台も良く見える。
去年は、アルトとの境目に近かったからなあ。
場内では、そこここで記念撮影のフラッシュが。
それに被せるように、写真撮影はご遠慮くださ~いの放送が(笑)。
後、去年から目新しかったのは、場内は走らないでください。階段は手すりを
持ってくださ~いと叫んでいたこと。
確か去年だったっけ? リハ中に階段から落ちて手を折った方がいらしたのは。
まあその後、手を吊って本番には参加したとも聞いたけど。
そうこうするうちに、4時半。
舞台には、清原先生と有元先生が登壇。
総合指揮は、今年は清原先生。
まずは、発声練習から。
15分しかないと言いながらも、先生、皆の声帯を本番モードに高めるために
余念が無い。
ときたま、聞き慣れた清原ジョークが入るのもGoo!
その横では、有元先生が手振り身振りで声を出させるべく奮闘。
そして、いよいよ佐渡先生の登場!
清原先生から指揮台をバトンタッチされた佐渡先生が、まず最初に行ったのは
清原先生へのお誕生日のお祝いだった!
なんと、今日が清原先生の60歳のお誕生日ということで、花束を贈呈した後、
1万人で♪Happy Birthdayを唄う。
これは嬉しいだろうなあ。観ているこっちが気持ちがあったかくなってきた。
佐渡練は、第二部(第九)から。
オケ、ソリストの皆さんも入り、いきなり第四楽章から。
そして…。
いよいよ起立の時。
皆、今日は私服のためか、コートとかを膝に抱えている人が多く、立ち方が
もぞもぞしている。かくいう僕も、その一人でした。はい。
やがて、キュウちゃんの朗々たる響きからいよいよスタート。
最初は、Mの手前まで一気に流した後、最初のFreudeから徹底的にチェック。
出遅れず、声を出す。指揮をしっかり見て。テンション下げない。上向きに。
矢継ぎ早に指揮が飛ぶ。
でも、そうした先生の指導が入る都度、声が変わってくることが判るのが
面白い。
佐渡先生がよく言われる、人の声って本当にすばらしい、を実感出来る時だ。
DのDeine Zauber binden wieder,は、しっかりリズムを感じて!
佐渡練の時と同じく、グ~パ~の手が皆のリズムを一つに練り上げていく。
Mは、やはり出だしのFreude。
みな、おずおずと出すぎ。
ちゃんと指揮を見て、自分が最前列で飛び出すような感覚で、きちんと声を
上に向かって出す!
Mからフーガにかけては順調に流れていく。
そのまま流れていくが、RのIhr stürzt nieder, Millionen?で、
かなり強い駄目だしが。
漫然と唄わない!ここは、神を捜して、神を求めてさまようところなんだから、
そうした情感をしっかり篭めること!今のままでは全然駄目!
これまで、こんなに強い駄目だしは無かったような気がする。
それだけ、先生も真剣に向かってくれているんだよなと思うとともに、
これまで指導してくださった先生方も見ている前で、同じ指摘を受けることに
申し訳なさを感じる。
855のSeid umschlungen Millionen!も、先ほどのレベルではないが、
注意を受けたところ。
メリハリ、リズムをつけて、感じて。
勝手に唄わない、指揮をよく見る。
そしてラスト。
Tochter aus Elysium,で抑えたトーンを、次のFreudeで爆発させる。
最後のGötterfunken!は、感嘆詞をしっかり意識。
他にも何箇所かあったけれど、今の記憶ではここまでが精一杯。
この後、第1部の練習に。
舞台には、CHEMISTRYが登場。「冬の星座」「約束の場所」の練習に。
ここは、もうここでの紹介は疲れたのでパス。
#余談だが、「約束の場所」を今回選んだのには吃驚。
確か松本零士と槙原との間の裁判って、まだ係争中だったのでは?
歌詞だけ見ていると、確かにコンセプトは似ている。
というか、同じに見える。
槙原の対応も、もう少し大人になればよかったのにと思うのだが…。
ひとしきり、二曲を練習した後、最後に「恋する雪 愛する空」を披露して
もらい、二部の練習も終了。
最後、CHEMISTRYの一人がマイクを持ったので、少しでもMC入るのか?
と期待したが、回りの流れからかマイクを置いてしまい残念。
皆さん、明日は頑張りましょうね!の一言でもあると、ぐっと盛り上がった
のになあ。
佐渡練が終わった後も、寸暇を惜しむように清原先生が再登壇。
全体を通じて気になるところをざ~っとなめていく。
清原先生にしても、佐渡先生にしても、もっともっと高みを目指してほしい。
いや、それ以前に最低限このレベルまでいってほしい、という思いが
ひしひしと伝わってくる。
それに十全に応えられない自分が、もどかしい。
最後に清原先生が言ったMC『「約束の場所」は、頑張った皆さんへのご褒美
なんです。夢は時間を裏切らない。すばらしい歌詞です。皆さんも、これまで
指導してくださった先生方を裏切らないで下さい』が、笑いの中にも厳しい
ものを感じて、今日のゲネプロは終了した。
表に出ると、空には冬の星座が燦然と。
明日は、冷え込みそうだ。
(この稿、了)
その前の予定が詰まっていて、開場時間ぎりぎりに会場に到着。
毎年のことながら、既にホール前は凄い人ごみ。
いろんな合唱団が、自分たちのステージの、そして仲間募集のちらしを
配る中、列に並んでホールに入る。
自分の座席を探していくと…。
おお、去年よりも中央に近い。なので、指揮台も良く見える。
去年は、アルトとの境目に近かったからなあ。
場内では、そこここで記念撮影のフラッシュが。
それに被せるように、写真撮影はご遠慮くださ~いの放送が(笑)。
後、去年から目新しかったのは、場内は走らないでください。階段は手すりを
持ってくださ~いと叫んでいたこと。
確か去年だったっけ? リハ中に階段から落ちて手を折った方がいらしたのは。
まあその後、手を吊って本番には参加したとも聞いたけど。
そうこうするうちに、4時半。
舞台には、清原先生と有元先生が登壇。
総合指揮は、今年は清原先生。
まずは、発声練習から。
15分しかないと言いながらも、先生、皆の声帯を本番モードに高めるために
余念が無い。
ときたま、聞き慣れた清原ジョークが入るのもGoo!
その横では、有元先生が手振り身振りで声を出させるべく奮闘。
そして、いよいよ佐渡先生の登場!
清原先生から指揮台をバトンタッチされた佐渡先生が、まず最初に行ったのは
清原先生へのお誕生日のお祝いだった!
なんと、今日が清原先生の60歳のお誕生日ということで、花束を贈呈した後、
1万人で♪Happy Birthdayを唄う。
これは嬉しいだろうなあ。観ているこっちが気持ちがあったかくなってきた。
佐渡練は、第二部(第九)から。
オケ、ソリストの皆さんも入り、いきなり第四楽章から。
そして…。
いよいよ起立の時。
皆、今日は私服のためか、コートとかを膝に抱えている人が多く、立ち方が
もぞもぞしている。かくいう僕も、その一人でした。はい。
やがて、キュウちゃんの朗々たる響きからいよいよスタート。
最初は、Mの手前まで一気に流した後、最初のFreudeから徹底的にチェック。
出遅れず、声を出す。指揮をしっかり見て。テンション下げない。上向きに。
矢継ぎ早に指揮が飛ぶ。
でも、そうした先生の指導が入る都度、声が変わってくることが判るのが
面白い。
佐渡先生がよく言われる、人の声って本当にすばらしい、を実感出来る時だ。
DのDeine Zauber binden wieder,は、しっかりリズムを感じて!
佐渡練の時と同じく、グ~パ~の手が皆のリズムを一つに練り上げていく。
Mは、やはり出だしのFreude。
みな、おずおずと出すぎ。
ちゃんと指揮を見て、自分が最前列で飛び出すような感覚で、きちんと声を
上に向かって出す!
Mからフーガにかけては順調に流れていく。
そのまま流れていくが、RのIhr stürzt nieder, Millionen?で、
かなり強い駄目だしが。
漫然と唄わない!ここは、神を捜して、神を求めてさまようところなんだから、
そうした情感をしっかり篭めること!今のままでは全然駄目!
これまで、こんなに強い駄目だしは無かったような気がする。
それだけ、先生も真剣に向かってくれているんだよなと思うとともに、
これまで指導してくださった先生方も見ている前で、同じ指摘を受けることに
申し訳なさを感じる。
855のSeid umschlungen Millionen!も、先ほどのレベルではないが、
注意を受けたところ。
メリハリ、リズムをつけて、感じて。
勝手に唄わない、指揮をよく見る。
そしてラスト。
Tochter aus Elysium,で抑えたトーンを、次のFreudeで爆発させる。
最後のGötterfunken!は、感嘆詞をしっかり意識。
他にも何箇所かあったけれど、今の記憶ではここまでが精一杯。
この後、第1部の練習に。
舞台には、CHEMISTRYが登場。「冬の星座」「約束の場所」の練習に。
ここは、もうここでの紹介は疲れたのでパス。
#余談だが、「約束の場所」を今回選んだのには吃驚。
確か松本零士と槙原との間の裁判って、まだ係争中だったのでは?
歌詞だけ見ていると、確かにコンセプトは似ている。
というか、同じに見える。
槙原の対応も、もう少し大人になればよかったのにと思うのだが…。
ひとしきり、二曲を練習した後、最後に「恋する雪 愛する空」を披露して
もらい、二部の練習も終了。
最後、CHEMISTRYの一人がマイクを持ったので、少しでもMC入るのか?
と期待したが、回りの流れからかマイクを置いてしまい残念。
皆さん、明日は頑張りましょうね!の一言でもあると、ぐっと盛り上がった
のになあ。
佐渡練が終わった後も、寸暇を惜しむように清原先生が再登壇。
全体を通じて気になるところをざ~っとなめていく。
清原先生にしても、佐渡先生にしても、もっともっと高みを目指してほしい。
いや、それ以前に最低限このレベルまでいってほしい、という思いが
ひしひしと伝わってくる。
それに十全に応えられない自分が、もどかしい。
最後に清原先生が言ったMC『「約束の場所」は、頑張った皆さんへのご褒美
なんです。夢は時間を裏切らない。すばらしい歌詞です。皆さんも、これまで
指導してくださった先生方を裏切らないで下さい』が、笑いの中にも厳しい
ものを感じて、今日のゲネプロは終了した。
表に出ると、空には冬の星座が燦然と。
明日は、冷え込みそうだ。
(この稿、了)