身内には甘いのかな

昨日、たまたま見ていたNHKの番組で
（普段は見ない番組でした）
今、インターネット上で頻繁に検索される
キーワードを元に構成されたコーナーで
扱われたキーワードの１つが
コミケの代表米澤氏でした。

…あれ？
たしかに、ネット上で（ネット上だから）
関心を集めるのはわからなくはないけど、
たしか他にも話題にのぼったキーワードって
なかったっけ？
たしか、難病の子を救えと立ち上げられた募金活動が
すんごく叩かれていましたよね。
（個人名はとりあえず、避けます。ここでは）
親がＮＨＫの職員ということでなおさら、
風当たりは強かったと思われますが、
身内にはやっぱり優しいＮＨＫ、
キーワードに取り上げもしなかったのかな。
前の回とかで話題になってたら私の認識不足、
だったらごめんなさい。
普段見ない番組なものでね。

さて、このタイプの募金活動、
難病の個人に高度医療を施すための募金を募る、
一連の活動へ、参加するか、協力するか。

余所様の事情ですし、個人の考え方の相違もありますから、
普遍的な価値観なんて存在しないので
正直、「どうぞご勝手に」でいいと思います。
ちなみに、私は、参加も募金もしません。
一面識もない人に、施しができるほど大人物ではありません、私。
個人だったら、協力はしません。
多分、知人の類でも寄せられるのは同情だけ。
人として冷たい、ととられても仕方ないですね、
でも、きれい事でお茶を濁す気はないので、
言ってしまいます。
金は出せません。ない袖は振れません。

ただ、ユニセフとか赤十字、自然災害等の緊急時、
また、最近街頭活動ができにくくなっているのか
みかけなくなったあしなが基金等、
使途が明確なところには可能な限り協力はしています。
１００円ぽっちがやっとでも、お役にたてて欲しいと思う。

今の自分は、ぜいたくは確かにできませんが、
屋根と壁のある部屋に住み、三度の食事がとれ、
雨水をしのげる場所で安心して眠れています。
ささやかだけれど職が（安定してませんが）とりあえずあり、
遠い将来はどうなるかわからなくても、
直接的な明日の不安は、とりあえずありません。

でも、ない人もいる。
ない人の方がもしかしたら多いかもしれない。
人として生きていく上で、ある程度のストレスは避けられません。
でも不可抗力のストレスから守る手段が
たとえば今日１日のごはんだったり、
安心して学べる環境だったりするのだとしたら、
その緊急度を適切に判断してくれるところに託したい。

一人だけ助かればいいような募金に拠出する気は、
ホントにないんですよ。
悪いけど。
病気にかかる本人も見守る家族もまわりの人たちも、
それが与えられた人生上の避けられない試練だし、
残念ながら試練はいつも勝てるとは限らない。
生きていくってそーいうことだと思いますので。

冷たい、って言ってくれていいですよ。

どうせ募金とかするなら、その前に、
同番組で取り上げられていた、
障害児への自己負担１割が施行された問題を
もっと重要視するべきなんではないですかねえ。

もっとも、痛みを伴う改革を推進する政党に
応援票を投じた人は
ある程度は痛みを甘受しないといけないと思うけど…。
それが私やあなた方、
ひいては日本が選んだ「将来」なのですから。

あ、私、この６年程、投票してないです、自民には。