スタジオSZ8のブログ

スタジオSZ8(鈴八)のぬるめの日常

再会の街で

2009-03-29 | 映画、ドラマ、テレビ
 あんまり期待していなかったのですが、「再会の街で」を観ました。
 WOWOWの番宣を見て、なんか引っかかったんです。
 で、録画しておいて、なんとなく観たんですが、これが良かった。
 正直、話のテンポが遅くて、その辺りの鑑賞リズムは合わなかったのですが、後半は泣いちゃいました。
 特に大きな話のうねりは無く、話は淡々と進むのですが、主役の一人、「チャーリー(アダム・サンドラー)」が、物語の中で、初めて娘や妻の話をする時の演技に見とれてしまいました。
 それまでは、世捨て人というか浮世離れしたような表情であったのに、その時だけ、子供を無くし妻を失った男(父であり夫である)の顔になっていたのです。
「演技でここまで表現できるのか!?」
 と驚きました。

 また、裁判(査問会?)のシーンの悲しみも、ものすごく伝わって来て、なかなか良品に出会えた。という印象です。
 
 ラストの余韻も良いし、作品の中に悪役がいないと言うのも僕好み。
 主人公を思っているから対立する。見たいな感じで。
 もう一方の主人公「アラン(ドン・チードル)」が「チャーリー」を助けたいがために、妻と仲違いをするのも、最後にちゃんとまとまるし。
 見終わった後に、爽やかな空気が残りました。

 話のテンポだけですねえ。問題は。
 絶対お勧め!! とは言えないかなあ?

 

同窓会名簿で一抹の寂しさ

2009-03-27 | プライベート
 出身高校の同窓会から、名簿の登録内容の確認と、購入申し込みの打診(笑)の手紙が来ました。
 この数十年、一切、同窓会やらには出席してなくて、疎遠になっているのですが、その手紙の中に「連絡先不明」の氏名が連なり、「ご存知ありませんでしょうか?」との記述。
 びっくりするほどの人数が、そこにはありました。同期生だけで…。
 同じクラスでも、何人もいて、「一クラスで、こんなに音信不通なんだぁ」と、寂しい思いをしました。
 中には、在学中、結構親しくしていた男子(懐かしい表現だ)や、ゴニョゴニョな女子の方のお名前もあって、複雑な心境でしたね。
 もちろん、今まで、何の連絡もしてませんし、それで困る事もありませんでした。
 ですが、だからと言って、音信不通のままより、連絡が取れた方が嬉しい。と言うのは、中学の同窓会で知ってしまいましたから。

 言い方は悪いけど、人には言えないような道に進む人もいるだろうし、高校ともなると、もともと各地から入学するから、中学のように地域での結び付きと言うのも薄いでしょうから…。
 こうして、音信不通になっちゃうんだなあ。

正直、ガッカリだったねぇ、VOICE~命なき者の声~

2009-03-26 | 映画、ドラマ、テレビ
 毎回楽しみにしていた、VOICE~命なき者の声~
 最終回が特別版として15分延長という事で、すごい楽しみにしていたのですが、正直、ガッカリでした。
 シリーズ中、登場人物の過去や、トラウマ、事件などが話しに絡み合って、構成の仕方がとても好みでした。
 最終回には、第一話で張られた伏線である、主人公の過去が明らかになって、ドラマの中の事件と絡み合う!と思っていたのに、昔話で終わっちゃった!!
(なんじゃ、そりゃー!!)
 事件そのものも、比較的、簡単に終わって、時間を消費して、淡々と別れを描いて終了…。
 ええっ!? これで終わり!?
 というのが率直な気持ち。

 そりゃ、実際の生活では、最後なんて、大体あんな感じで、淡々と別れが進んでいくもので、製作者もそれを意識して作ったんでしょうけど、どうかなあ。
 
 勝手に期待値を高めたからかも知れないけど、残念な気分が残ってしまいました。
 「画竜点睛を欠く」という感じです。

遠州豊田PA(上下) 東名高速道路

2009-03-24 | 趣味のSA・PAめぐり
 上り線、ここにもコンビニが…。
 コンビニは、確かに便利にですが、うーん(゜-゜)。
 ま、今まであった店舗はそのまま残ってますから、特色は残ります。ですから、まあ、便利が上乗せされた、と考えれば良いのでしょう…か?

 それと、このPA、以前からスマートインターチェンジだったのですが、これまでは普通車のみだったのです。
 この度、改装されて大型車も通行出来るようになりました。形の上では、フルインターチェンジになります。
 で、このインターチェンジの番号が、本線上の標識に表示されてました。
 スマートインターチェンジなので紫色なのですが、それが「15-2」
 僕は初めて見ました。

※ 高速道路のインターチェンジには、あらかじめ通し番号が振られているんですが、その後、インターチェンジが増設されると、以後の番号がズレてしまいます。
 そうすると、以後のインターチェンジ全て変えていかないといけません。
 なので、新設のインターチェンジには、「○○-1」と言うような、言わば小数点をつけるのです。

 インターチェンジが混み合っているという事なのですが、このPAのまわり、かなり道路整備が進んでいます。
 以前、「このままでは道路インフラが破綻する」と投稿しましたが、さすがに考えているようです。
 PAの背後には、巨大ショッピングモールも出来てました。

 この周辺、これから発展していくでしょう。

 ちなみに、下りのPAの外には(多分、来客用の)駐車場が出来ていました。
 すぐ、横の道路がスマートインターチェンジへのアクセス道路になっていますから、外からのお客さんに、路上駐車させるわけには、いかなかったんでしょうね。
 さらに、下りのPAにも、「コンビニ」が出来てました。

…競争、厳しそうだなぁ。

プレミアム!!

2009-03-22 | プライベート
 ちらっと評判を聞いて、「ザ・プレミアムモルツ」に挑戦してみました。
 確かに美味しい。
 なんて言うのかな? 苦味もあるけど、まろやかと言うか、喉に優しい感じ。
 まあ、僕の舌のいう事なんで(苦笑)、パッケージとか雰囲気にだまされているのかもしれませんが…。

 でも、高いんだよなあ。
 CFのように、取って置きの時にしか飲めません(汗)。

クローバーフィールド。

2009-03-21 | 映画、ドラマ、テレビ
 久し振りの「献血劇場」に行ってまいりました(笑)。
 お題は「クローバーフィールド」です。
ネタバレお構いなし、なので、ご注意を!

 内容は、えーと、
「何かが現れ、それから逃げ惑ったりしながら、恋人を助けようと頑張ったけど、結局、やられちゃった」
 という話です。ナンノコッチャ?
 ストーリー的にはそうとしか言いようがありません。
 最初の数分で、(映像の)ラストがどういう感じになるか、大体、推理できますしね。

 手持ちカメラの映像、ビデオテープ(!?)一本分の映像を編集もなしにだらだら流すと言うスタイルを取っています。
 むかし、スリラー映画で、こんなのあったけど、なんてタイトルだったっけ?
 とにかく、画面がブレまくりで、劇場公開当時、船酔いに似た症状を起こす人が続出、というニュースを思い出しました。
 献血ルームのモニターは、そんなに大きくないので、その辺は大丈夫でした。

 で、感想はと言うと、「意欲とアイデアは面白い」と言うのが第一です。
「そんな時に、カメラ回す余裕あるのか!?」
「そんな理由で、一緒に行動するか?」
 とか、突っ込んじゃうシーンもあったりしますが、製作者側のギリギリの妥協線を探る姿勢も感じられます。
 主人公の行動、最初は「オイオイオイ」と思いもしましたが、もし、自分の家族が同じような状況になったら、行くかも? と、今では思います。
 
 作品中、逃げ回る相手「怪獣?」の姿がはっきり映し出されず、何から逃げてるのかも判りません。
 最後近くになって、その全体像らしき物も出るのですが、何かよく判らない物体(生き物)という印象しか判らず、さっぱり判りません。
 ただ、人間を食べるという事はわかる。ぐらい。

 とにかく、なにがなんだかわからない映画です。
 でも、怪獣映画で、逃げ回っている人たちは、一人一人、そんな感じで逃げ回っているんじゃないか? と思わせます。
 そして、観客にも、何一つ説明しません。謎は謎のまま。
 実は、僕は、これが一番良かった。
 これを言っては顰蹙を買うかもしれませんが、過去、大事件や犯罪、惨事に巻き込まれ、命をなくされた方々は、きっとこんな感覚でお亡くなりになったんじゃないか? それを感じさせられるからです。

 何がなんだか判らない。誰に聞いても答えてくれない。誰も助けてくれず、わけも判らず全てが終わる無情観。

 製作側は、それを表現したかったんじゃないかな?
 だから、続編とかもないでしょうね。

 ただ、僕は、この感覚を以前にもどこかで味わったんですよ。
 それが何かなあ? と思っていたんですが、藤子・F・不二雄さんの短編集で、”この世の終わりを表現した映画”を競い合う、と言う短編を思い出しました。
 その短編のタイトルは忘れたのですが、「日常が延々と映し出されて、最後に一瞬白くなって終わる」映画が流れます。
 参加者から「唐突」「説明不足」と、他の人に散々酷評されるのです。
「解っていない! 終わりは、日常生活に唐突訪れるんだ!」
 と製作者が発言すると、「ピカッ!」っと光って短編自体が終わる。
 そんな話でした。
 その読後感と似てましたね。

 実は、この中に出てくる怪獣(?)には、あんまり恐怖を感じないんですよ。映像からは。
 むしろ怖かったのは、ポトポト落ちて人間を襲う、チビ怪獣(?)のほうが怖かった。と言うか気持ち悪い。
 「エイリアン」とか、「スターシップトゥルーパーズ」「アイ、ロボット」なんて見てると、アメリカの映画って、同じような生物、物体がウヨウヨ出てきて、多勢に無勢で襲われる事に恐怖心を持ってるのかな?
 これはベトナム戦争の影響だって論を、以前、読んだ気がしたけど、どうなんだろう? 
 日本じゃ、ゴジラの体から、ボトボト、小さい怪獣が出てくる、卵を大量に産む。とか言う感覚は出ないだろうからなあ。
 とにかくでかい物に、力ずくで押しつぶされる。と言うのが、日本人の恐怖なのだろうか? そうすると太平洋戦争の影響? …どうだろう?
 

 

相棒シーズン7 総括

2009-03-19 | 映画、ドラマ、テレビ
 亀山脱退(前にも言いましたっけ? こういう時の”卒業”って言葉が大っ嫌いなんです)、神戸加入という、一大転換期のシーズン7。めでたく最終回です。
 最終回は、神戸加入という事と、事件の複雑さを絡めて中身が濃かったですね。
 特に自閉症(明言はしてなかったけど、多分そう)の事は、脚本の段階で、すごく勉強してらしたようで、この点が大きな謎解きの要素になってました。(俳優さんの演技は、今ひとつでしたけど、これは、まあ、しょうがないかな?)
 事件が終わった後、もう一件、事件があったりと意外な展開も良かった(切なかったぁ)。

 ネット上では、右京が一人で捜査している期間、亀山の話題が、少ししか出て来なかった事を批判する意見が多かったのですが、仕事していて、辞めていった人の話題が、そんなに出てきますかね?
 なにかの折に触れては話題にしますけど(ドラマ上でも、そんな感じだった)、日々の仕事に追われて、そんな話題には、なかなかならんでしょう? なります?

 そして新加入の神戸、なかなか悪くないキャラだと、僕は思います。
(警視から警部補って、すごい降格だけど
 ただ、もうちょっと推理力があるかな? と思っていたのですが、捜査一課のトリオを相手にしての立ち回りは、なかなか切れがあったように思います。
 また、右京との言い合いは、負けた感はあるにしろ、堂々としたもので、「亀山くんの代わりにはならない」という右京の台詞をそのまま表しているようなシーンでした。

 ネット上の酷評はともかく、僕はなかなか次からが楽しみであります。
 ドラマ上では「右京の査定(査察?)」という事になってますが、本当は、案外本気で左遷(飛ば)されたんじゃないかな? とも感じてます。
 ともかく、最終回に出しただけじゃ、もったいないような気がしました。

 だからと言ってシーズン7.5は、調子に乗りすぎだと思う(笑)。

どう考えればいいのか悩んだら負け。

2009-03-18 | 映画、ドラマ、テレビ
 今現在、「ヴォイス」が非常に気に入ってます。
 シリーズ全体が通して考えられてるし、ありきたりな話になるかと思っていたら、意外な展開が待っていたり…。
 ラスト前の回なんか、「医療ミス隠蔽を巡る、親子の葛藤」という流れになるものだとばかり、思っていましたからねえ。

 ただ、このドラマ、受け入れられない人は駄目かも?
 特にミステリーと分類してしまうと、ミステリの常道から外れてるところがあるんです。
 登場人物しか知らない情報で推理を組み立てる。とか、証拠をミスリードする形で用意するとか…
 ラスト前「18金」というキーワードが出てくるんですが、いきなり日付に持っていくんです。
 普通、何月何日を数字で表して、曜日は後回しになるから、これが不自然。
 見てて、「棋譜? 封じ手? でも、それなら1八金とするはずだ。後は、作家なだけに、万年筆とか絡んでくる?」
 と思ったのに、その封じ手でした。
 いや、封じ手なんてする、本格的に将棋さす人間が、「18金」なんて書く?
 「1八金」と書いたら、謎にならないからだろうけど、ちょっと無理があるような。意識が朦朧とした状態だった、という説明があるけど…。
 つうか、そもそも、封じ手、自分で保管してちゃ駄目でしょ(笑)。

 でも、それをそのまま受け入れられる僕としては、非常におもしろいドラマです。
 あと、今日が最終回の「相棒」も楽しみ。
 ネット上ではボロクソ言われてますけどねえ(苦笑)。

新相棒

2009-03-13 | 映画、ドラマ、テレビ
 ドラマ「相棒」の”新”相棒が発表になりました。
 役名、神戸尊(らしい)のミッチーこと及川光博さんでした。
 僕は「悪くない」と思いました。まあ、ネットでは当然のように賛否両論ですが。

 007見ても、水戸黄門見ても、こういうのは、2代目が一番大変なんですよねえ。 
 予告編だけですので、思い込みは危険なのですが、役柄は杉下警部とキャラが被っているようです。
 これは亀山と杉下が
「タイプは違うけど波長が合う」に対して、
「タイプが似てるが波長が合わない」
という色付けにしたいのかな?と思いました。

 また、これが不調で2代目が交代となっても、3代目への移行は今よりスムーズになりますから。
 逆に、これが定着するようなら、将来的に杉下警部(水谷豊さん)の脱退も有り得るんじゃないか? と考えてます。
 と言うのも、水谷豊さんの実年齢を考えると「定年退職」という事も視野に入れておかなければなりませんから。
(あんだけ嫌われてて、定年退職時に警視庁に残る理由が見当たらない)
 今回の、亀山離脱、神戸加入の背景には、そんな事まで考えられているのかもしれませんよ。

 それより何より、一番驚いたのは、二人が捜査で使う車が
GT-R!!
 それはいくらなんでも(苦笑)。神戸の私物という設定か?

どうするつもりだ、ドラゴンボール

2009-03-12 | 映画、ドラマ、テレビ
 公式サイトの鳥山明さんのコメントが、どう読んでも肯定的じゃないんですよね(大爆笑)。
 どうするつもりなんだろう、こんな映画に100億円もつぎ込んじゃって
 TVCMも苦労してるもんな。
 前代未聞、公開前だというのに素人(まあ、仕込みなんだが)の感想を放送するという、僕ルールでは、かつてない、ダメ映画の条件です。

 *僕ルールその一、映画の宣伝で、素人が「最高!」とか「すごい!」とか感想を言うだけのCMを、早く流せば流すほど、その映画はつまらない。
       
 この悟空はないわなぁ。