スタジオSZ8のブログ

スタジオSZ8(鈴八)のぬるめの日常

ある交通系Youtuberについて

2022-09-15 | 雑感 その他
交通系Youtuberと言えばこの人、という有名な方がいらっしゃいます。
僕も、随分と気に入っていたものでしたが(すでに過去形になりつつある)最近はどうにも刺さりません。
先日「ぷらっとこだま」の紹介をしていたのですが、この方、ある駅で乗り遅れたんです。

いや、以前から、停車中に列車から降り、発車に間に合わず乗り遅れることはあったのですが、この「ぷらっとこだま」というのは、指定した列車にしか乗れないんです。
仮に出発から乗り遅れて、「じゃあ、次の便で」とはいかないんです。
見ていて、思わず「バカか!?」と口走ってしまいました。

結局、運賃を支払って(ぷらっとこだまのチケットは紙くず)後発の列車に乗り込んだのですが、車内で自分を正当化して見苦しいったらありゃしない。
いわく「時間ギリギリまでいるのはメリットがある」
   「普段からやり慣れてるから、方法は知っている」
   「料金を払えばいい」
   「誰にも迷惑かけてない」
で、さんざん正当化しておいて、とってつけたように「今後は気を付ける」です。

この方、頭がいいのは画面からもわかるし、弁もたつ。
ただ、一般的な考え方とか、感性とかがどうも欠如している向きがあります。
ご自身も、そんな事を別の動画で言っていた記憶があります。

「時間ギリギリまでいるのはメリットがある」
そりゃメリットはあるのはわかりきってます。
時間をぎりぎりまで使えば、所謂「撮れ高」が稼げて、動画投稿者としてはメリットでしょう。
「普段からやり慣れてるから、方法は知っている」
いつもギリギリなんだから、そりゃそうでしょうけど、それで何度も乗り遅れてて説得力あります?
一般の人は、アクシデントや自分の勘違い、その他の要因で、そういうことに備えて時間に余裕を持たせているんですが、たぶん「そんな事は分かってるよ」と言われるでしょう。
その辺がズレてるんじゃないかなあ?

「料金を払えばいい」
確かにそうなんだけど、多くの人(僕の感想ですが)が感じる、これを言う人に対する違和感。
「契約違反したけど、それが何? 違約金払えばいいでしょ?」
確かに契約上はそれでいいのでしょうけど、相手にしてみれば予定が狂って大迷惑な話。
いや、そんな話とは違う。と言われるかもしれませんが「金で解決」と口にする人に対する違和感って、結局、こういう事なんです。

「誰にも迷惑かけてない」
JRにとってはお客様だし、それが仕事と言えばそれまででしょうけど、この方、列車内に忘れ物をしてるんですよねえ。
それを車掌さんに確保させるという余計な仕事をさせているんです。
「仕事だから迷惑じゃない」・・・あ、そうですか、そうですか。

それに、もともと「ぷらっとこだま」のJR側からの目的は「こだま」の空席率の改善と、他の列車の混雑緩和じゃないんですかね?
次の列車が混雑している描写がありましたが、本来なら乗せなくてもいい人を一人乗せてるわけですから、JRとしても思惑が外れる状態だと思います。
まあ「金を払っている」のだから良いのですね。

素直に「反省してます」と言ったほうが、自分を正当化するより、ご本人も大好きな「メリット」があると思うのですが。



・・・と実はここまでは第一階層(なんか岡田斗司夫さんみたいになってきてしまった)。

ここからは第二階層

本当は、この方、わざと乗り遅れたと考えているんです。
どこで、それを思いついたかは不明です。前の晩に早い時間のチケットしか取れなかった時か、その出発日の朝か、駅に降りた時か?

ただ、ずっと「こだま」に乗って時間より早く大阪について「ぷらっとこだま」の紹介するだけでは面白くないし、時間を有効に使うというメリットもない。
乗り遅れた体にして、次の便に乗るというドタバタを繰り広げれば、動画として面白いと思ったのではないか?と考えています。
荷物を忘れてもなく、自分を正当化する見苦しいセリフも、全て予定通りの行動だと思いますよ。

その証拠に、結局、この方、目的の取引先の場所には時間通り着いたんですから。

いろいろ考えた結果、この動画になったと思うのですが、それで面白いか?言われれば、「いや、そんなに」という感じで。
動画の前後に「この動画はごらんのスポンサーの・・・」とやりだしたころからか、個人的にはどうにもそりが合わなくなったようです。

Youtubeなので見なければいいだけの話なので、最近はYoutubeタイトル画面の「おすすめ」にも上がってこなくなりました。
たまたま上がって見たら、これだったので、久しぶりの長文となりました。

こういう才能が必要な分野って、上り詰めるのも難しいけど、それを維持するのはもっと難しいものですね。


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