猫 周公のコラム

スケッチとエッセイ

人生は歳を取るほど面白い

2006年12月27日 | Weblog
携帯電話の画面表示をみると、日にちと時間がデジタルで表示されている。
特に時間は、秒刻みの表示であるため、過ぎ行く時間の早さに驚いている。

デジタルで表示される「秒」の刻みをみていると、当たり前のことだが、「時間は休むことなく進んでいるのだ、うかうかするとあっという間に歳を取ってしまうぞ」ということを改めて思うのである。
そうかといって、不思議と「追い詰められている」という気持ちにはならないのである。

自分が若い頃には「歳を取ると、自分の正体が見えてきて、だんだん生きてゆくのがつまらなくなってくるのではないだろうか」などと驕った事を考えていたものだ。
しかし、人生の最終章にきてみると、「生きるということは、こんなに素晴らしものだったのか」ということが、次第にわかってくるのである。
それは、若い頃とは違った世界が見えてくるためではないだろうか?

自分の場合、歳を取ってくるとどんどん面白くなってきているように感じている。
世の中の通説に反して、むしろ若い頃より夢中になって楽しんで生きているような気がする。



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