暑さの記録を更新しようとしている中で、映画「日本のいちばん長い夏」をみた。
「キャタピラー」に続いて「日本のいちばん長い夏」を上映した、名古屋シネマスコー
レはなかなか考えている映画館だと思った。
当日のお客は40歳代から60歳代の男性が約20人くらいだ。
残念ながら一番観てほしかった70歳代以上の方はいないようだった。
終戦の年の昭和20年といえば、自分は7歳で天皇陛下のポツダム宣言受諾の「玉
音放送」を近所の畳屋さんのラジオで聞いた覚えがある。
この映画に出てくる迫水久恒・志賀義雄・徳川無声・舘野守・会田雄次などの名前は
当時のマスコミに盛んに出ていて知れ渡っていたので、違和感は全く感じなかった。
面白いのが現在活躍している文化知識人を俳優として起用していることだ。
中でも志賀義雄役の田原総一朗の演技力には引き込まれてしまった。
彼は自分の意見として「いつの世でも少数意見が正しい」と言っていたのが印象的だ
った。
そして、エンディングミュージックは確か当時の歌手・小畑実が歌った「しず~かに~
しず~か~に優しく目を閉じ~」という歌を、女性歌手が歌っていたのが良かった。
そんなわけで、昭和30年代を少年時代・青年時代を無為に過ごしてきて、今になっ
ていろいろな映画から「戦争の愚行と大衆操作の恐ろしさ」を学んだ。
この映画の「あらすじ」とか「キャスト」はweb公式ページで見てほしい。
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