猫 周公のコラム

スケッチとエッセイ

65歳までは貯めなさい、70歳からは残らず使いなさい

2007年12月12日 | Weblog
先日、証券会社に行ったら、年寄りの皆さんの多いのには驚きました。
70歳を過ぎているであろう人たちが多いのです。
70歳を過ぎてからお金の運用の心配をしなくてはならないかと思うと、暗澹たる思いでした。

65歳から70歳くらいまでは、将来の生活のための財産形成の人生だとすれば、70歳以降は今までの蓄財を使って大いに楽しんで行く人生だと思います。
70歳を過ぎてから、今更貯め込んでいってどうしようとするのでしょうか?
株の相場や円の動きなどで、ストレスが溜まり不安の一生を送ることになりかねません。

ユトリのあるセカンドライフを送るには、月37万円必要だといわれています。
年金の受給平均額が夫婦合せて27万円だとすると、不足の10万円は今までに貯め込んできた貯蓄で補うことになります。
従って、必要貯蓄額は年間で120万円となり、90歳まで生きたとしたら120万円×20年=2400万円となります。

団塊の世代のサラリーマンであれば、退職金とボーナスでをあてれば決して無理な金額ではないと思います。

但し、子供には一切遺産を残さないことです。
子供は親の財産を無意識のうちに当てにしているので、親は「遺産は残さない」ことを早くから明言しておく必要があります。
そうしないと、子供は自立が出来ないようになってしまいます。

そして病気に対する不安は持たないことです。
良く健康のことばかり話している方が居ますが、ストレスを好んでいるようでいただけません。
どうしても不安なら、医療保険でも入って置いたらどうでしょうか?
病気の原因はストレスです。
病気になると思って生きてゆけば、ストレスが溜まって病気にもなるでしょう。

70歳以降は蓄財のことは考えないで、人生を楽しむためにお金ををどう使うかということばかりを考えて暮らしてください。
夢のある楽しい人生が送れるはずです。