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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆
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●干支(10干12支)の覚え方というか、導き出し方については、何度か記事にしているので、早速本論・・・。
<2020年の東京オリンピックの干支は?>
①(私の基準)1911年の“辛亥”革命・・・ *ご自分の覚えやすい年を基準にする* 例:「戊辰戦争(1868)」「大化の改新(乙巳ーいっし・おっしーの変)645年」など・・・干支に絡んで命名されている歴史的事件でなるべく近代に近いものがよろしいかと・・・
②2020-1911=(辛亥革命の)109年後
③10干のほう・・・109年から10の倍数分を引く・・・だから“辛”の9年後 ➪ 「庚(コウ)」・・・(末尾の「10干」参照)
④12支のほう・・・109年から12の倍数分を引く・・・だから“亥”の1年後 ➪ 「子(シ)」 ・・・(末尾の「12支」参照)
⑤以上より、2020年は「庚子(コウシ)」の年。
⑥干支でいえば、「庚」は“木火土金水(モッカドキンスイ)”の「金(かの)」の兄(え)にあたる ➪ 「庚(かのえ)」
⑦同様に「子」は(これは年賀状書く人は周知・・・) ➪ 「子(ね)」
⑧⑥&⑦より、「庚子」は「かのえ+ね」 ➪ 「かのえね」
*干支は60年ひと回りなので、上記の109年から60の倍数を引いて、49年から算出しても同じです。
<前回の東京オリンピック(1964年)の干支は?>
①10干:(1964-1911)=53 53ー5×10=(辛から)3年後 ➪ 「甲」
②12支:53ー12×4=(亥から)5年後 ➪ 「辰」
③だから「甲辰(コウシン)」年。干支では 「甲(きのえ)」+「辰(たつ)」=「きのえたつ」
<肝腎なのは以下は覚えておく必要があるということ・・・試験本番で干支の問題が出たら、私はすぐ、問題用紙に以下を書いておきます>
●10干:甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸 *「コウ、オツ、ヘイ、テイ、ボキ、コウ、シン、ジン、キ」とリズムで覚える
●12支:子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥 *「ね、うし、とら、う、たつ、み、うま、ひつじ、さる、とり、いぬ、い」は小学生でも覚えているレベル・・・これを「シ、チュウ、イン、ボウ・・・シン、シ、ゴ、ビ・・・シン、ユウ、ジュツ、ガイ」と音読みで、これもリズム良く覚える。この
漢字は意外に忘れるものもあるので要注意。
●「え・と」:陰陽五行の順番の「木・火・土・金・水」を「モッカドキンスイ」と覚えておく。この「モッカドキンスイ」を干支の「エ、ト」と順番に合わせていくと、「キ(木)ノエ」→「キ(木)のト」・・・「ミズ(水)ノエ」→「ミズ(水)ノト」となっていく。時々、「金」をキン→キノエ・キノトと連想してしまうけど、「金」は「カネ」→「カノ(エ)、カノ(ト)」と覚える。
<以上で干支問題は間違わずに簡単に解ける・・・が、問題は10干に「己(キ)」と「癸(キ)」の同音があるということ>
●たとえば、「年号の平成は1989年、キシの年から始まった」という問題が出た場合、「己巳(キシ)」なのか「癸巳(キシ)」なのか・・・
●こういう場合も慌てずに、先の計算をすれば「己」なのか「癸」なのか、ハッキリわかる・・・
●10干のほうだけなので、(89-11)-10×7=(辛亥革命の“辛”から)8年後・・・(“辛”の2年前でもある) ➪「己」
●だから正解は「己巳(キシ)」・・・「エト」なら、「つちのと・み」 となります。
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