漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

蹌蹌(そうそう):「蹌(うご)く」も「蹌(よろめ)く」も〇か・・・

2018年07月02日 | 熟語・一字訓読み
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             <漢字の学習の大禁忌は作輟なり>         <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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●俳句を始めた・・・というか、約40年ぶりに句作を再開・・・高校生の時以来。最近の俳句番組に触発されたこともあるけど、前々から、次の趣味にどうかなと思っていたところ・・・。例によって(漢検と同じく)手元にその種資料はほとんどないけど・・・と思って本棚をしらべてみたら、だいぶ前に買って読んだ関連図書が数冊あった・・・。これから図書館通いしながら、知識・技術などを習得しながら句作に励んでいく予定。ま、のんびりとやっていくつもりだけど、性格的に、どうしても目標を設けたくなる・・・。だから、一応、1週間に1句程度はつくって投稿していくつもり・・・。
●とかなんとかいって、実は、本日早朝、1句目を投函・・・ま、今後、入選がいつになるか、わからんけど、もし、早めに入選しちゃうようなことがあったら、こっちの世界に(これも性格上)“のめり込む”ことになっちゃうかも(笑)
●俳句も、頭の体操というか脳みそへの刺激に良いかも・・・昨日も20句ぐらい作って、ああでもない、こうでもない、こういう表現や言い回しはどうか・・・とかなんとか、頭をひねりつつ考えたから・・・結構面白いかもしらん・・・
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●さて、まだまだ、漢字・・・(と、本題に入る前に、お知らせ:<気をつけたい同音異義熟語>カテゴリに、その後も、ときどき、新しい熟語群を追加しています。一々、ご案内・お知らせはしておりませんが、もし、資料等としてお使いになってる方がいるなら、時々、差し替えをするなり、チェックするなり、していただいたほうが良いと思います。どちらかといえば、迷ったときの“辞書代わり”として都度そのカテゴリにアクセスしていただいてチェック・確認がてらお使いになるというほうが良いと思います・・・私もそうするつもりで(あとで探しやすいように)“アイウエオ順”にしています。)

●蹌蹌(そうそう) - 「蹌(うご)く」  「蹌(よろめ)く」 *結論からいえば どちらも〇となる筈・・・個人的には納得いかないが・・・

(漢検2)
蹌蹌(ソウソウ):①立居振舞に威儀あるさま、力強く堂堂と歩くさま ②動きまわるさま、また、舞うさま ③「蹌踉」に同じ。
蹌踉(ソウロウ):よろめくさま。足元がふらつくさま。 類)蹌蹌

*漢検2ベースでは、「蹌蹌」にも“よろめく”意があるように記載されているから「蹌(よろめ)く」も〇か・・・。

●漢和辞典ベースだと、「蹌蹌」には、“よろめく”意は記載されていない・・・
大漢和 :①うごく。 ②歩むに威儀あるさま。 ③容儀ののびあがること。 ④舞いおどるさま。 ⑤行くさま。のぼり上がるさま。 ⑥並ぶさま。
大字源 :①威儀を正して歩むさま。②舞うさま。③立ち居振る舞いの伸びやかなさま。
新漢語林:①歩き方のうやうやしいさま。②身のこなしがのびのびしているさま。③舞い踊るさま。

*これらの漢和辞典ベースだと、「蹌蹌ー蹌(うご)く」しか出てこないが・・・。

(参考ーブログ既出ー)
<蹌:ショウ、ソウ、うご(く)、よろめ(く)、はし(る)>*ショウ(漢音)ソウ(呉音)
・うご(く) :蹌蹌(ソウソウ)(注)、蹌揚(ソウヨウ)=舞うさま、舞う
・よろめ(く):蹌踉(ソウロウ)・踉蹌(ロウソウ *大字源は「ロウソウ・リョウショウ」)=よろめくさま、足元がふらつくさま
・はし(る) :蹌捍(ソウカン)=馬の走ることの速いさま(大漢和)馬を疾駆する(字通) *「良駿逸速、蹌捍凌越・・・」、蹌跪=はしりつまずく、趨蹌(スウソウ)

●なぜ、「蹌蹌」に“よろめく”意があるのか・・・国語辞典に当たったら、あった・・・
広辞苑:①動くさま。また、舞うさま。②動きに威儀のあるさま。 ③よろめくさま。
デジタル大辞泉:よろめくさま。「只―として踉々(ろうろう)という形で吾妻橋へきかかったのです」〈漱石・吾輩は猫である〉
大辞林:ふらふらと動き回るさま。よろめくさま。 「孝の肩に手をかけて乱るる足元-と/緑簑談 南翠」

*広辞苑は漢和辞典と国語辞典の折衷案のような説明だな。大辞泉・大辞林なんかは、“よろめくさま”がメインの説明のような・・・。

*これ、文例にあるように、漱石の罪が重いんじゃないかな?それか、国語辞典編纂者の杜撰さか思い違いか・・・
 ・漱石の文例は、よく見ると「蹌蹌踉踉」とか、「蹌踉」とか、“蹌踉(そうろう:よろめくさま”を強調するための“蹌蹌(そうそう)・・・”ということじゃないのかなあ?次にくるのが“踉踉”で、それと一緒に解釈しないと“よろめく”意には取れないのではないかなあ・・・と思うのだが。

(参考)蹌蹌踉踉(そうそうろうろう)
デジタル大辞泉:よろよろと歩くさま。蹌踉 (そうろう) 。「蹌蹌踉踉たる足の運び」
広辞苑:よろめくさま。蹌踉。

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