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我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

漢検1級28-②に向けて 「睾睾」 「膠膠」 「薨薨」 ほか「コウコウ」 (漢検2準拠)

2016年10月25日 | 気をつけたい同音異義熟語
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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●「睾睾」「膠膠」「薨薨」の3熟語(畳語)が気になったので調べた。(この前の記事の「音訓整理」でも紹介済み)
睾睾
 ・漢検2「意味③たか(高)いさま。また、広く大きいさま。「睾睾」」
 ・広大なさま(字通) 広く大きいさま、「睾睾広広、孰知ㇾ其徳」 *「睾」は「皥」、「広」は「大貌」。「皥皥」=睾睾=度量の大きいさま(大字源・大漢和)*「皥」は対象外漢字。 *漢字源には当該熟語ナシ。
 ・この熟語は、“度量の大きく広い”ような意味で、物理的な大きさや広さではないようだ・・・。これは問題にはしにくそうな熟語だ。
膠膠
 ・漢検2「意味⑥「膠膠」は動き乱れるさま」
 ・(大漢和・大字源)①和らぐさま、又、鶏の声「鶏鳴膠膠・・・」(詩経) ②動き乱れるさま「膠膠擾擾・・・」(荘子) *「膠膠」=動き乱れるさま 「擾擾」=動乱の意
(漢字源)①鶏の声 「鶏鳴くこと、膠膠たり」②一体となってやわらぐさま ③動き乱れるさま
(字通)鶏の声
 ・「鶏の声、コウコウたり」「コウコウと鶏が鳴いている」・・・なんて、書き問題は超難問になりそう・・・。
薨薨
 ・漢検2「意味②むらがるさま。「薨薨」」
 ・(大字源)①多いさま、又、群がり飛ぶさま 「螽斯の羽、薨薨・・・」 ②速いさま「之を度するに、薨薨・・・」 ③とどろく音のさま「薨薨、雷の如し」
(大漢和)①衆なるさまをい また、群がり飛ぶ音 ②早いさま、又、多くの音 ③とどろきひびく音の形容
(漢字源)①もやもやと群がって音をたてるさま ②たくさんの人の騒がしい音の形容 ③とどろき響く音の形容
(字通)多いさま。早いさま。又、音の轟くさま。「薨薨として雷の如し、一刻にして止む」
 ・「虫がコウコウと音をたてて飛んでいる」とか「雷がコウコウと轟いている」とか・・・こんなの、書けないな。

●他の「コウコウ」(主として1級対象漢字&漢検2掲載の畳語)

 皎皎(キョウキョウ・コウコウ) ①月の光などが明るく光るさま。「月が―と輝く」 ②白く清らかなさま。潔白なさま。「コウコウ」とも読む。
 皓皓 しろく明るいさま。しろく光り輝くさま。「―とした満月」

  *広辞苑では「皓皓・皎皎(こうこう)」で同じ扱い。

 曠曠 広々したさま。広くはるかなさま。「広広」とも書く。
 耿耿 ①明るくひかるさま。明るいさま。 「―と照る月」 ②思うことがあって、うれえるさま

 鍠鍠 ①鐘の音。「鍠鍠」
 鏗鏗 ①金属や石などのぶつかり合う音。また、鳴りわたる鐘の音。「奥山に鐘が―と鳴り響く」 ②言葉がはっきりしているさま

 遑遑 うろうろと落ち着かないさま。あわただしく忙しいさま。

 煌煌 きらびやかにかがやくさま。きらきら光ること。「―とライトを浴びる」
 晃晃 まぶしいほどに明るくかがやくさま。きらきらしているさま。「ネオンが―と光る」「煌煌」とも書く。

  *広辞苑では「煌煌・晃晃」で同じ扱い。

 杲杲 日の光が輝いて明るいさま。

 悾悾 (まこと。まごころ。また、きまじめで気がきかないさま。思いどおりにならないさま。「悾悾」)

    「子曰く、狂にして直ならず、侗(とう)にして愿(げん)ならず、悾悾(こうこう)にして信ならずんば、吾これを知らず。」(論語・泰伯第八の十六)  *「侗」はここでは“おろか”という意味らしい・・・。
    (参考)訳文・・・ネットから2つほど借用・・・
   「理想家でありながら移り気でコロコロと主張が変わり、無邪気でありながら真面目なところがなく、素朴な心を持っているのに誠実ではない、そんな人間は私にはどうしようもない。」
   「子曰く、自信過剰の上に正直さを欠き、田舎者でありながら素朴さがなく、真面目そうに見えてその場かぎりの人間は、私も言いようを知らない。」


 浩浩(準1) ①ひろく大きなさま。「―たる平原」 ②水が豊かにみなぎるさま。「―たる海」

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