日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
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<漢字の学習の大禁忌は作輟なり> <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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●その後の“自由演技”の内容&進捗状況・・・
「①音読み熟語:過去整理した(主として)1級漢字音訓熟語について再度復習
ア.初期のまとめは、大字源は使用していなかったので、大字源からも熟語を適宜拾ってみる・・・前回と同様の作業・・・
イ.熟語で故事成語的な出典があれば、それも併せて調査
②漢検2辞典の網羅的な復習
ア.調べ残した熟語の調査(小項目で未調査の熟語や、1級漢字以外の漢字のところにある意味不明の熟語など)
イ.1級漢字の訓読み・・・漢検2に掲載されている読みで重要そうなものをチェック *「扠(やす)」の類・・・
③当ブログの模試以外の記事&問題の徹底的な再読み込み 」
➪①をこなしながら、②と③も参照しながら進めている・・・現在、①の既整理済みのWP(535頁)中、82頁まで進捗・・・この調子でいけば予定通り4月中にはなんとかなりそうな感じ。特に、②との関連で“出題されそうな”目線で見直したり、整理しなおしたりしている・・・
●んなわけで、ここのところ、記事にしたほうが良いと思われるものも多々あるのだけれど、記事化は滞っています・・・材料はないわけではなく、たくさんありすぎて困ってる状態・・・とても記事化に割く時間まで作れない状況ということ・・・
●でも、材料がたまりすぎても、それはそれで記事化を忘れちゃうし・・・で、断続的に、これからも時々、“自由演技”の内容も記事にしていくことにしました・・・
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<婉転と宛転>
①“声”を形容するときは、「婉転」を書く場合と「宛転」を書く場合とがあるようだ・・・。
*文脈、文意から判断?ちょっと厄介。・・・後記文例参照。・・・文章題で出そう?(「宛転」は過去既出だったかも・・・)
②「宛転蛾眉」(漢検四字熟語)は“婉転でもOK”との説もあるが、漢検にはそうは書いてないのでヤメたほうが良さそうだ・・・。
(漢検2)
●婉転(エンテン):「婉」意味①うつくしい。しなやかで美しい。しとやか。あでやか。「婉然」「婉転」「妖婉(ヨウエン)」・・・意味説明ナシ
(大字源)①まとい、からまる
②すんなりとして美しいさま。また、声が滑らかで美しい。同)宛転
③曲りくねるさま。
④離れ背かない。
*ネット上にもいくつかヒットしたけど、ちょっと信頼性の点でどうかな・・・
●宛転(エンテン):①ゆるやかな曲線を描くさま。特に、まゆが美しく弧を描いているさま。「―として大河は下る」
②話などがよどみなく進むさま。
*「エンデン」とも読む。
●文例
<ふりがな文庫:“婉転”のいろいろな読み方と例文>
・これは婉転反側して男客を俟(ま)つの状に象(かたど)り、またカワセミと称えたは路傍に待ちいて客人を捉うるの手速きに拠ったのだ。(十二支考:08 鶏に関する伝説 (新字新仮名) / 南方熊楠(著) )
・柱に凭(もた)れている女中は婉転たる京都弁で何とか言っては笑った。 ( 子規居士と余 (新字新仮名) / 高浜虚子(著))
・鶯を飼ひて其声を楽しむ者は、他の鶯の婉転の声を発する者をして側らに居らしむ、其声の相似るを以て也。(詩人論 (新字旧仮名) / 山路愛山(著))
<宛転(エンテン・・・エンデンとも)の意味&文例)
(大辞林 第三版)
①ゆるやかな曲線を描くさま。 「宛転として流れる大河」
②眉の美しく曲がるさま。また、美しい顔の形容。 「宛転たりし双蛾は遠山の月に相同じ/幸若・敦盛」
③なめらかで、とどこおりのないさま。 「宛転たる嬌音を以て/吾輩は猫である 漱石」
(広辞苑)
①ゆるやかに動くさま。「万虫宛転として相連なり」
②眉がゆるく弧をえがいているさま。特に美しい眉にいう。和漢朗詠集「宛転たる双蛾は遠山の色」
(注)双蛾:美人の眉の美称。
③よどみなく調子のよいこと。
(その他の文例)デジタル大辞泉から
1 言葉・声などがよどみなく、なめらかに発せられるさま。
「宛転と何かしゃべり出した」〈芥川・湖南の扇〉
2 緩やかな曲線を描くさま。特に、眉がゆるく弧を描いているさま。
「八字の細眉宛転たり」〈浄・天智天皇〉
<余談・参考>
●「宛転蛾眉」・・・宛転娥眉馬前死・・・宛転たる蛾眉(がび)馬前に死す・・・楊貴妃の故事。
*ネット上には“「宛転」は「婉転」でもOK”となっているものを発見・・・大丈夫かなあ・・・
●その他ネット上で拾った説明
・婉転【えんてん】とは. すらりとして美しいさま。
・ベストアンサーに選ばれた回答
「婉転」えんでん:美しくしなやかにめぐっていること。 「婉転たる蛾眉(がび)(美人・楊貴妃)馬前に死す」・・・大丈夫かなあ・・・
*その回答の中にあった
婉転(えんでん)
・美しくしなやかにめぐっていること。(観経 P.96)
・ころびたおれること。 (序分義 P.372)
・美しくまわり動いていること。 (定善義 P.416)
これらの出所もみたらみんな仏教関連・・・仏教関連の解釈をそのまま引用?・・・これも大丈夫かなあ?・・・
●“婉転体”
【十体(ジッタイ)】(10種の様式)・・・ この中に、漢詩の10種の風体の一つに、「婉転体」なんてのがあることがわかった・・・
①〔古くは「じってい」〕 和歌を歌体・様式によって一〇に分類したもの。「歌経標式」をはじめ「文鏡秘府論」や,忠岑(ただみね)十体・定家十体などがある。有心体を最高のものとする定家の十体は後世まで影響を与えた。
②漢詩の10種の風体。すなわち,形似体・質気体・情理体・直置体・彫藻体・映帯体・飛動体・婉転体・清切体・青花体。
③漢字の10種の書体。すなわち,古文・大篆(だいてん)・籀文(ちゆうぶん)・小篆・八分(はつぷん)・隷書(れいしよ)・章草・行書・飛白(ひはく)・草書。
●婉転清亮(エンテンセイリョウ):(大字源)趣きがあって変化に富み、清らかで明るい。
*先の大字源で「婉転」を調べていて発見した四字熟語。
👍👍👍 🐕 👍👍👍
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<漢字の学習の大禁忌は作輟なり> <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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●その後の“自由演技”の内容&進捗状況・・・
「①音読み熟語:過去整理した(主として)1級漢字音訓熟語について再度復習
ア.初期のまとめは、大字源は使用していなかったので、大字源からも熟語を適宜拾ってみる・・・前回と同様の作業・・・
イ.熟語で故事成語的な出典があれば、それも併せて調査
②漢検2辞典の網羅的な復習
ア.調べ残した熟語の調査(小項目で未調査の熟語や、1級漢字以外の漢字のところにある意味不明の熟語など)
イ.1級漢字の訓読み・・・漢検2に掲載されている読みで重要そうなものをチェック *「扠(やす)」の類・・・
③当ブログの模試以外の記事&問題の徹底的な再読み込み 」
➪①をこなしながら、②と③も参照しながら進めている・・・現在、①の既整理済みのWP(535頁)中、82頁まで進捗・・・この調子でいけば予定通り4月中にはなんとかなりそうな感じ。特に、②との関連で“出題されそうな”目線で見直したり、整理しなおしたりしている・・・
●んなわけで、ここのところ、記事にしたほうが良いと思われるものも多々あるのだけれど、記事化は滞っています・・・材料はないわけではなく、たくさんありすぎて困ってる状態・・・とても記事化に割く時間まで作れない状況ということ・・・
●でも、材料がたまりすぎても、それはそれで記事化を忘れちゃうし・・・で、断続的に、これからも時々、“自由演技”の内容も記事にしていくことにしました・・・
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<婉転と宛転>
①“声”を形容するときは、「婉転」を書く場合と「宛転」を書く場合とがあるようだ・・・。
*文脈、文意から判断?ちょっと厄介。・・・後記文例参照。・・・文章題で出そう?(「宛転」は過去既出だったかも・・・)
②「宛転蛾眉」(漢検四字熟語)は“婉転でもOK”との説もあるが、漢検にはそうは書いてないのでヤメたほうが良さそうだ・・・。
(漢検2)
●婉転(エンテン):「婉」意味①うつくしい。しなやかで美しい。しとやか。あでやか。「婉然」「婉転」「妖婉(ヨウエン)」・・・意味説明ナシ
(大字源)①まとい、からまる
②すんなりとして美しいさま。また、声が滑らかで美しい。同)宛転
③曲りくねるさま。
④離れ背かない。
*ネット上にもいくつかヒットしたけど、ちょっと信頼性の点でどうかな・・・
●宛転(エンテン):①ゆるやかな曲線を描くさま。特に、まゆが美しく弧を描いているさま。「―として大河は下る」
②話などがよどみなく進むさま。
*「エンデン」とも読む。
●文例
<ふりがな文庫:“婉転”のいろいろな読み方と例文>
・これは婉転反側して男客を俟(ま)つの状に象(かたど)り、またカワセミと称えたは路傍に待ちいて客人を捉うるの手速きに拠ったのだ。(十二支考:08 鶏に関する伝説 (新字新仮名) / 南方熊楠(著) )
・柱に凭(もた)れている女中は婉転たる京都弁で何とか言っては笑った。 ( 子規居士と余 (新字新仮名) / 高浜虚子(著))
・鶯を飼ひて其声を楽しむ者は、他の鶯の婉転の声を発する者をして側らに居らしむ、其声の相似るを以て也。(詩人論 (新字旧仮名) / 山路愛山(著))
<宛転(エンテン・・・エンデンとも)の意味&文例)
(大辞林 第三版)
①ゆるやかな曲線を描くさま。 「宛転として流れる大河」
②眉の美しく曲がるさま。また、美しい顔の形容。 「宛転たりし双蛾は遠山の月に相同じ/幸若・敦盛」
③なめらかで、とどこおりのないさま。 「宛転たる嬌音を以て/吾輩は猫である 漱石」
(広辞苑)
①ゆるやかに動くさま。「万虫宛転として相連なり」
②眉がゆるく弧をえがいているさま。特に美しい眉にいう。和漢朗詠集「宛転たる双蛾は遠山の色」
(注)双蛾:美人の眉の美称。
③よどみなく調子のよいこと。
(その他の文例)デジタル大辞泉から
1 言葉・声などがよどみなく、なめらかに発せられるさま。
「宛転と何かしゃべり出した」〈芥川・湖南の扇〉
2 緩やかな曲線を描くさま。特に、眉がゆるく弧を描いているさま。
「八字の細眉宛転たり」〈浄・天智天皇〉
<余談・参考>
●「宛転蛾眉」・・・宛転娥眉馬前死・・・宛転たる蛾眉(がび)馬前に死す・・・楊貴妃の故事。
*ネット上には“「宛転」は「婉転」でもOK”となっているものを発見・・・大丈夫かなあ・・・
●その他ネット上で拾った説明
・婉転【えんてん】とは. すらりとして美しいさま。
・ベストアンサーに選ばれた回答
「婉転」えんでん:美しくしなやかにめぐっていること。 「婉転たる蛾眉(がび)(美人・楊貴妃)馬前に死す」・・・大丈夫かなあ・・・
*その回答の中にあった
婉転(えんでん)
・美しくしなやかにめぐっていること。(観経 P.96)
・ころびたおれること。 (序分義 P.372)
・美しくまわり動いていること。 (定善義 P.416)
これらの出所もみたらみんな仏教関連・・・仏教関連の解釈をそのまま引用?・・・これも大丈夫かなあ?・・・
●“婉転体”
【十体(ジッタイ)】(10種の様式)・・・ この中に、漢詩の10種の風体の一つに、「婉転体」なんてのがあることがわかった・・・
①〔古くは「じってい」〕 和歌を歌体・様式によって一〇に分類したもの。「歌経標式」をはじめ「文鏡秘府論」や,忠岑(ただみね)十体・定家十体などがある。有心体を最高のものとする定家の十体は後世まで影響を与えた。
②漢詩の10種の風体。すなわち,形似体・質気体・情理体・直置体・彫藻体・映帯体・飛動体・婉転体・清切体・青花体。
③漢字の10種の書体。すなわち,古文・大篆(だいてん)・籀文(ちゆうぶん)・小篆・八分(はつぷん)・隷書(れいしよ)・章草・行書・飛白(ひはく)・草書。
●婉転清亮(エンテンセイリョウ):(大字源)趣きがあって変化に富み、清らかで明るい。
*先の大字源で「婉転」を調べていて発見した四字熟語。
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