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我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

婉然と嫣然(=艶然)、宛然

2018年03月20日 | 気をつけたい同音異義熟語
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             <漢字の学習の大禁忌は作輟なり>         <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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(<婉転と宛転>記事のつづき)

<婉然と嫣然(=艶然)>
●漠然と、「エンゼンとした笑み、エンゼンとほほ笑む」とかでは、婉然と嫣然の書き分けは難しい・・・もっと前後の文脈がないとわからない・・・と思う。逆に考えれば、“書き問題”にはしづらいということ・・・問題を作ろうとする視点で考えるとよくわかる(^^;)
●嫣然は「艶然」と同義で扱ってよさそう・・・

(漢検2)
・意味①うつくしい。しなやかで美しい。しとやか。あでやか。「婉然」「婉転」「妖婉(ヨウエン)」
・大見出し
 婉然(エンゼン):女性がしとやかで美しいさま。「―と微笑(ほほえ)む」 
         (広辞苑)しなやかなさま。女性が、しとやかで美しいさま。「・・・たる笑みを見せる」
 嫣然(エンゼン):あでやかににっこりと笑うさま。「艶然」とも書く。
         (広辞苑)「嫣然・艶然」(美人が)にっこり笑うさま。「・・・とほほ笑む」

 *これだけの文例では書き分けは出来ない・・・
 *他の文例もネット等で見ると、“書き分け”の視点でみると、どうにも書き分けはできない・・・意味の違いはわかるにしても・・・
 *その中で、ちょっとだけヒント的なのは以下・・・

 ・デジタル大辞泉:婉然:しとやかで美しいさま。「婉然と舞う」「婉然たる挙措」
 ・あすとろ出版掲載の「婉然(えんぜん)」の定義意味:女性がしとやかで美しいようす。 しなやかなさま。[基本例]「淑女が婉然とほおえむ。」

 *文脈に「挙措」とか「淑女が・・・」とかあると、しとやかそうな感じがするから「婉然」が妥当かなと、なんとなくわかる・・・他の文例はほとんど「・・・たる笑み、ほほ笑み」とかで両方の熟語を使っているので、読めばわかるが、書くとなると書き分けは困難なことがわかる・・・

 *通常は“笑み、ほほ笑む”場合は“嫣然/艶然”が多いのかと思ったら「婉然」の用例も多かった・・・

(参考)宛然(エンゼン)

・これは説明不要か・・・(漢検2)そっくりそのままであるさま。まさにそのもの自身であるさま。・・・
  *この熟語は書き問題にはなりそう・・・先ほど「婉転と宛転」で過去問既出とか書いたかもしれないけど、この「宛然」だったかな?
👍👍👍 🐕 👍👍👍

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