
●平成6年度~平成26年度までの過去問と手持ちの「完全征服」の読み問題の中から、「書き問題」および「故事成語類」で出題されてもおかしくないようなものをピックアップしてみました。
●初合格のための参考になれば・・・。
●書き問題も、その熟語の読みだけ覚えるのではなく、その熟語を含めた短文の全体の意味をよく理解して覚えることで、周辺知識や応用力が格段に飛躍すると思います。・・・ピックアップしたもの以外でも、関心のある過去問にもぜひ当たってみてください。
●50題ぐらいありますので、4~5回に分けて掲載していきます。●例によって問題形式で掲載しますのでトライしてみてください。読み問題ででていた語句ですので、書くとなるとちょっと難しいものもあるかもしれません。また、すでに当ブログで案内済み(既出)の問題も幾つか紛れ込んでいるかもしれません。
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●精を得てソ( 麁 )を忘る(H13ー②):物事の本質をとらえ、枝葉末節のことにとらわれない。
●舜はケントウ(甄 陶)せず(H13-③):「舜は民をケントウ(甄 陶)せず」*「ケントウ(甄陶)」は、土をこねて陶器をつくること、転じて、天地が万物を成就すること、王者が民俗を教化することという意味。
●シンコツ(簪 笏)を百齢に舎(す)つ(H13ー③)
●吾、あにホウカ(匏 瓜)ならんや(H14ー①)
●旧習のフモウ(誣 罔)を弁じ蒙を啓かんとす:フモウ(誣 罔):作りごとを言って人をそしること。
●一語 中たらざれば、即ちケンユウ(愆 尤)駢び集まる(H14-②):「十語の九 中たるも、未だ必ずしも奇と称せず。一語中たらざれば、則ち、ケンユウ(愆 尤)駢(なら)び集まる。十謀の九 成るも、未だ必ずしも功を帰せず。一謀成らざれば貲議(シギ)叢り興る。(菜根譚)」(言っている事の90%が正しいからと言って、必ずしも優れた人間とは言えず、誤った10%の不備に非難が集まることがある。)
●足るを知る者はレイコウ(藜 羹)もコウリョウ(膏 粱)より旨しとす(H15ー①)
●トソウ(斗 筲)の人、何ぞ算うるに足らんや(H15-①):トソウ・トショウ(斗 筲)の人:こせこせした器量の狭い人を喩えた言葉。人として論ずるに足らない人のこと。小さな器で量ることのできる程度の人ということ。
●志士はコウガク(溝 壑)に在るを忘れず(H15ー③):志ある人は、その実現のためには、溝や谷に落ちて屍をさらしても構わないと常に覚悟しているということ。孔子・孟子。吉田松陰の「孔孟箚記」にも出てきている。
●道徳の標準イリン(彝 倫)は国民の常智常識なり(H16ー①):イリン(彝 倫):人が常に守るべき道。人倫。
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平成6年度の過去問までお持ちとは凄いですね。
平成6年と言えば、私が初めて漢検2級に合格した年でもあります。
その前の年には3級に合格しました。因みに3級受検時はマークシートが導入されていませんでしたから、結果が出るのに1ヶ月半以上かかりました。あの時は若かったですね。