
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

<漢検1級 27-③に向けて その80 >
●真冬の特訓中・・・「syuusyuu模擬試験問題(27ー③用)」を公開中です。奮ってご参加ください。
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●漢検漢字辞典第2版から・・・
<哈:コウ、ゴウ、ソウ、ハ、すす(る)>
・第2版には一応すべての音訓は載ってます。熟語は当て字で<哈爾浜・哈爾賓(ハルビン)>・・・地名ですね・・・
・これは整理するのが大変、ややこしい・・・辞典によってだいぶ異なるし、よくわからん・・・が、一応、整理を試みる。
・大字源
①「コウ」(漢音):すする、すう 類:呷、歠
②「ゴウ」(漢音):ア.魚が口を動かすさま イ.魚の多いさま ウ.笑う声の擬声語 どなる声・しかる声
③「ソウ」(漢・呉音):のむ、すする 類:歃
④「ハ」(唐音):ア.「哈喇(ハラ)」=刃物で物を切るさま。転じて、人を殺すこと チベット産の上等のラシャ イ.外国人の姓 ウ.川の名、市の名・・・「哈密(ハミ)」(「哈密瓜」(ハミうり)の産地として有名(*大漢和では「ハミカ」と振ってある)・・・との事)
・大漢和
①「コウ」:「哈号(コウゴウ)」=暁を告げるために叫ぶ声 *「呷」に通ず。「②哈哈(コウコウ)」=男をいう。年若い男の子。(*「哈哈珠塞(コウコウシュサイ)」=清(シン)の王子の雑用を勤める役)、「哈聴(コウチョウ)」=マホメットが耶蘇教の統を継いだことをいう。
②「ハ」:「哈哈(ハハ)」=(俗)①笑う声 (*大字源では、このほか、「②冗談」という意味もあり。大字源の上記説明では「ゴウゴウ」になりそうだが、「ハハ」となっていた・・・ははは。)
*漢字源では「哈哈(コウコウ)」=俗語で笑い声をあらわす擬声語。現代語で「ハアハア」と読む・・・だって。)
③「ゴウ」:熟語見当たらず
④「ソウ」:文例(漢文)で「哈レ水」とあった・・・「レ」点を無視すると「哈水(ソウスイ)」と読んで、水をのむ(すする)という意味かもしれない・・・。
④その他、「哈気」=湯気。「哈呼」=どなる、どなりつける。「哈閃」・「哈息」=あくび。「哈凍」=息をかけてあたためる・・・などの熟語あるも、読みが発音記号だけでカタカナで振っていないので不詳・・・「ha」となっているのでたぶん「ハ」だとは思うけど・・・。
・漢字源
「コウ」「ゴウ」音のみ。「哈密(ハアミイ)」=地名 (*大字源・大漢和では上記の「ハミ」に当たる。)
・・・以上、とんでもなく、ややこしい「哈」の字でした・・・
*(当て字だから出ることないでしょうが)<哈爾賓・哈爾浜(ハルビン)>・・・・・
*訓読みで「哈(すす)る」
ぐらいを覚えておけば良いでしょうか(^^;)
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