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我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

漢検漢字辞典第2版から  【55】 (【54】の続き)  “音耗”の読み・意味

2016年03月24日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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●漢検2では読みのフリがなかった「音耗」・・・
●熟語の読み・一字訓読問題  「音耗(  ) - 耗(  )り
●「音耗」は“音信”や“消息”などと同じ意味・・・、
  ・「音」は、「オン、イン」・・・音信(オンシン・インシン)から。
  ・「耗」は、「モウ、コウ」・・・消耗(ショウモウ・ショウコウ)や耗損(コウソン)などから。
●だから、音読みとしては、
 音耗・・・①おんもう ②おんこう ③いんもう ④いんこう  の4つが考えられる。
●一応、「おんもう」かなと当たりを付けたうえで調べてみた・・・
 ①音:イン(漢音)、オン(呉音)
 ②耗:モウ(慣用音)、コウ(漢音) *漢字源では、コウ(漢・呉音)
 ③<大字源>「音耗」熟語あるも読みナシ。<漢字源>当該熟語掲載ナシ。
 ④<大字源・漢字源>で、「音耗」の“類”として、「耗問(コウモン・コウブン)」=おとずれ・たより。問:ブン(漢音)、モン(呉音) *他に、類義語として「信耗」「息耗」など・・・。
●ここまでで、漢音・呉音・慣用音などを踏まえると、「漢音」と「呉音」の併用・・・たとえば、「オン」(呉音)+「コウ」(漢音)=“オンコウ”などはありえないのでないかと思料・・・でも「耗問」で「コウモン・コウブン」と振ってあって、「コウ・モン」は「漢音+呉音」の組み合わせとなっているし、わからんなあ、漢字の世界は・・・と思い、大漢和と字通も調べた・・・
●<大漢和・字通>では、
 「音耗(おんこう)」=音信をいう・おとずれ・たより(大漢和)、たより(字通)
 *大漢和では同義の「音問」は「オンモン・オンブン」と振ってあった・・・これも「オンブン」読みは「呉音+漢音」・・・。
●結論
 ・熟語の読みにルールなし(再確認)。歴史的に生き残っている読みが、正しいというか、現時点での読みとなる・・・ということ。
 ・4つの読み方は“ありうる”が、現時点での読みとしてあるかどうかは別ということ・・・。
 ・従って、結論としては(勿論、私見だが)、
  「おんこうーたよ(り)」が、宜しいかと・・・。 *「おんもうーたよ(り)」でも×にはならないとは思うが・・・。*たぶん、漢検2でも読みを振っていないのは、他の辞典なりで「おんもう」という読みもあるのかもしれない、また、「いんもう・いんこう」も、もしかしたらあるかもしれないが、いつもの4辞典では不明でした👍

👍👍👍 🐒 👍👍👍


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