漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

俳句あれこれ

2018年07月04日 | 俳句
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
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               <漢字の学習の大禁忌は作輟なり>     <一跌を経れば一知を長ず>     
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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(このカテゴリーは俳句に関するアレコレを綴る記事です。漢検の学習にはほとんど役に立たないと思います・・・でも、最初は漢字がらみの話もいろいろとあるような気はします・・・)
●また、4句創った・・・まだ投函してない・・・最初の4句は、今までの“鳥見”の経験(感動)を活かした句としたので、今度は、過去に旅行した時の思い出や感動の記憶を呼び戻して作ってみた・・・ははは、17音という短い句だけど、たとえば“京の夜、思い出の東山~”とかなんとか、歌謡曲の一節みたいなもんがたくさんできた(^^;)
●こんな事じゃイカン、と思って、手元の昔の書籍も同時に読んでるところ・・・その中に、こんなのがあった・・・

・漢語と大和言葉の使い分け・使い方

 春の海ひねもすのたりのたりかな(与謝蕪村) 
 *これを、漢語で表現するとすると、「春濤(しゅんとう)の終日蹌蹌踉踉たり」となるかもしれないけど、これではまったくダメ・・・。

・一方、(仏典の知識はいるが)、空の青さと深さをいうときに、宇宙的な規模に高める使い方・・・
 深雪晴れ非想非非想天までも(松本たかし)

とかなんとか、大和言葉もいいけど、漢語や仏典の知識も使いようによっては俳句になることがわかった
・・・漢検1級知識も少しは役にたつかも(^^)

●また、こんなんもあった・・・こんな字(季語)、知らんかった

 いのちあるかぎり蠛(まくなぎ)つきまとふ

 *季語は夏。「蠛」とか「蠛蠓」とか書いて“まくなぎ”・・・
 *季語は“「まくなぎ」で夏。「めまとい」とも。夕方、野道などで目の前に群れ、うるさくつきまとう微小な虫。”
     “まくなぎ 三夏。めまとひ、めまわり、めたたき”
 *要するに、糠蚊(ぬかか)のことらしい・・・。
 *広辞苑にもあったわ・・・ははは。
 *なお、「蠛(ベツ)」「蠛蠓(ベツモウ)」・・・大字源:「蠛蠓(ベツモウ)」は、虫の名。ぬかか。かつおむし。

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嚮(ひび)く 捫(と)る 汰(おご)る 驤(はし)る 蕪(みだ)れる

2018年07月04日 | 熟語・一字訓読み
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               <漢字の学習の大禁忌は作輟なり>     <一跌を経れば一知を長ず>     
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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●お知らせ:<熟語の読み・一字訓読(その116:準1以下):蔚(ウツ、イ) 猗蔚(イイ)>(2018年06月30日 | 熟語の読み(音・訓) ー準1級以下-)のタイトルを<熟語の読み・一字訓読(その116:準1以下):蔚(ウツ、イ) 猗蔚(イイ) 穢蔚(ワイイ)>に変更しています。また、記事中に「穢蔚(ワイイ)=雑草の茂っていること(大漢和)・雑草で荒れていること(字通) *大字源・新漢語林「穢蔚」ナシ。」を追加補筆しています。(「蔚」字で“イ”音のみで読んでいるものを発見したため・・・。)

<一字訓読み・・・送り仮名が同じで迷いそうな音熟語・・・>
●嚮(む)く 嚮(ひび)く
嚮往ー嚮(む)く   嚮導ー嚮(む)く 嚮赴ー嚮(む)く ・・・*「嚮導」は“嚮(む)かう”が適切かもしれないが・・・
嚮然ー嚮(ひび)く  嚮景(きょうえい)ー嚮(ひび)く  
・・・・・・
(漢検2)
意味①むかう。むく。「嚮往」 ②さきに。まえに。「嚮後」 類)①②向 ③うける。もてなしを受ける。類)享(キョウ)・饗(キョウ) ④ひびく。また、ひびき。類)響
「嚮」から始まる言葉 嚮日(キョウジツ) 嚮導(キョウドウ) 嚮に(さき-に) 嚮かう(む-かう)
(参考:既出)
<嚮:キョウ、むか(う)、む(く)、さき(に)、ひび(く)>
・むか(う)、む(く):嚮赴=むかいおもむく、嚮背=向背、嚮晦=日の入る時・暗にむかうとき、嚮邇(キョウジ)=むかいちかづく、嚮晨=明け方に向かう=夜明け、嚮導=嚮道=道案内する、嚮服=帰服=向服、嚮風=慕ってその風に傚うこと、嚮慕=心を寄せる、慕う=向慕
・さき(に):嚮時=以前、嚮日=①往日、(日にむかう・太陽の方にむく という意味もあり)、嚮者=さきに、嚮来=さきに
・ひび(く):嚮然=音のひびくさま、嚮景(キョウエイ)=響きと影
・その他:嚮使(キョウシ)・嚮令(キョウレイ):もし、たとえ、もしも、さきに云々して云々せしめば・・・

●捫(ひね)る 捫(と)る
捫蝨ー捫(ひね)る、*捫(ひねりつぶ)す ・・・「“ひねりつぶ”す」訓は漢検2にはナシ。
捫羅ー捫(と)る  捫月ー捫(と)る
・・・・・・
(漢検2)
捫:ボン、モン、な(でる)、と(る)、ひね(る)、ひねりつぶ(す) *漢検2“ひねりつぶ(す)”ナシ
①なでる。さする。手さぐりする。「捫着」 ②とる。持つ。 ③ひねる。ひねりつぶす。「捫蝨(モンシツ)」
▲捫着モンチャク:①手でひねりまわすこと。 ②もつれること。もめごと。紛争。「ひと―あった」
②「捫著・悶着・悶著」とも書く。 「モンジャク」とも読む。
(参考:既出)
問題2 「捫」 ①捫心(モンシン) - 捫( な )でる  ②捫蘿(モンラ) -捫( と )る  ③捫蝨(モンシツ) -(ひ ね)る 、(ひねりつぶ)す
問題2 捫:ボン、モン、な(でる)、と(る)、ひね(る)、ひねりつぶ(す)
①捫心:胸をなでること。他に「捫舌(モンゼツ)」:物が言えないこと(舌を強く押して撫磨する意)、「捫腹」:腹をなでる 「捫頭」:頭をなでる、「捫然」:なでさするだけで行動しないさま *「捫天」:故事(漢書)に「后、夢に嘗て天を捫(お)す」とあり、これも敢えて解釈すれば「ば「なでる」意かと・・・。「天を捫(お)す」という語句は吉兆ではないらしい・・・です。
②捫蘿:蘿(つた)をとる=つたにすがる意。他に、「捫月」など多数あるも略。
③捫蝨:放達の行為。人の前で虱をひねる:晋のころ、世俗の礼法を無視して捫蝨を風流とする俗があった由。
*大字源、新漢語林には上記熟語以上の適当な熟語ナシ ・・・

●汰(おご)る 汰(にご)る
汰侈(タシ・タイシ) - 汰(おご)る
汰流(タリュウ・タイリュウ) ー 汰(にご)る

(漢検2)
汰:中学…タ 準1…タイ、よな(げる)、にご(る)、おご(る)
②にご(濁)る。行いや志が清潔でない。 ③おご(奢)る。ほこる。「汰侈(タシ)・(タイシ)」類)泰
(参考:既出)、
<汰:汰(にご)る>に対応する音熟語について
*「にご(る)」訓に対応する熟語を調べたが、大字源にはそもそも、その読み・意味もなく、熟語も見当たらず・・・要・継続調査・・・。
 (2017.6.4追記 
  にご(る)訓に対応する熟語:汰流
   大漢和:“タイリュウ”:濁ること。「汰流淫佚」 字通:“タリュウ”:濁る。  )

●驤(はし)る ・・・*「驤(あ)がる」「驤(あ)げる」と間違いやすそうなため。念の為。
騰驤(とうじょう)ー驤(はし)る *「驤(はや)い」もアリ
(参考)
<驤:ジョウ、あ(がる)、あ(げる)、はし(る)、はや(い)>
(漢検2)下つき:騰驤(トウジョウ)
(既出)
 *騰驤:馬の首をあげて疾走する。 (大字源)おどり上がり、越える。また、疾走する。
<驤:ジョウ、あ(がる)、あ(げる)、はし(る)、はや(い)> 
・あ(がる)、あ(げる):竜驤(虎視)、驤首=馬の首をあげる、騰驤=馬の首をあげて疾走する
・はし(る)、はや(い):(驤=馳)騰驤=馬の首をあげて疾走する 

●蕪(あ)れる  蕪(みだ)れる
蕪荒ー蕪(あ)れる
蕪雑、蕪辞 ー 蕪(みだ)れる
(漢検2)
蕪:ブ、ム、かぶら、あ(れる)、しげ(る)、みだ(れる)
①あれる。しげる。雑草が茂って荒れる。「蕪荒」 ②みだれる。「蕪雑」
蕪雑(ブザツ):乱れていて、整っていないこと。雑然としていること。「―に書き連ねる」「―な文章」
蕪辞(ブ ジ):ごたごたして整っていない言葉。また、自分の文章や言葉をへりくだっていう語。「―を連ねて祝辞とした」

<音読み>
陂曲(ヒキョク)・・・漢検2掲載熟語読み振りナシ・・・調べた範囲では“ヒキョク”。他の辞書では“ハキョク”ってあるのかしら?知らない。
険陂(ケンピ)・・・既出だが、たまたま、読書記録「宮城谷昌光 「呉漢」 (上・下)」で見つけた熟語。これも“ヒ”音読みだった。やはり、「陂陀(ハダ)」以外は“ヒ”音読みのようだ・・・。

「憎悪をむければ険陂(ケンピ)がかえってくる・・・」宮城谷昌光 「呉漢」 (上・下)
 険陂(ケンピ):(漢字源)かたよる、ねじける (大字源)心がねじけて、よこしま。  *ブログ記事には漢字源の意味のみ掲載していた。大字源のほうがわかりやすいかも。
(注)漢検2には「陂」に“よこしま”訓は掲載されていないが、「陂:ヒ、ハ、つつみ、さか、かたむ(く)、よこしま」。

(漢検2)意味①さか(坂)。 ②つつみ。土手。 ③かたむく。かたよる。また、よこしま。「陂曲」
(参考)
 陂:ヒ、ハ、つつみ、さか、かたむ(く)、よこしま  *漢検2“つつみ”“よこしま”ナシ。
 陂曲
  大漢和:「陂曲(ヒキョク)=かたよってよこしまなこと」
 新漢語林:かたよってよこしまなこと。正しくないこと。
 大字源:(掲載ナシ)
*「陂陀」(ハダ)=「坡陀(ハダ))以外は、ほとんどの熟語、ほとんどの辞典が「陂(ヒ)・・・」で読んでいるようだ・・・字通だけは例外。
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