漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

語選択候補その2 ~余裕のある方向け①~

2018年06月13日 | 語選択
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
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               <漢字の学習の大禁忌は作輟なり>     <一跌を経れば一知を長ず>     
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・偶然は準備のできていない人を助けない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・漢検2掲載熟語で、大見出しでない熟語につき、その意味や背景を調べたものを掲載します。ほとんどは、ブログ既出の熟語だと思います。復習の過程でまとめ直したものです。語選択の熟語としてだけでなく、故事成語類や対・類にもなりうる熟語もありますので、そういう視点でご覧いただければと思います。
・もう、この時期ですから、“余裕のある方”のみ、ご覧ください・・・そうでない方は基本の習熟に努めるべきです。
・なお、本記事<語選択候補その2 ~余裕のある方向け①~>と明日の記事<語選択候補その3 ~余裕のある方向け②(おわり)~>で、今季の記事は終了いたします、たぶん・・・。
・なおなお、この2つの記事の熟語の順番は、(個人的な予想ではありますが)出題されそうな順番に掲載してみました・・・難度的にも、この①の方が出やすく、かつ、まだ取り組み易い熟語ではないかと想定しています。次の②の方が難度も高いかと思っています(笑)この予想が当たるか当たらないか・・・本番後の個人的な“お楽しみ”でもあります(笑)
・さて、残すところ、私は明日からは、楽しい楽しい(?)<当て字・熟字訓>の再・暗記訓練と<漢検四字熟語辞典>の再・総おさらいに勤しむことといたします。皆さんのご健闘もお祈りいたしております。
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●揣知(しち) *てっきりブログ既出かと思ったら、未出だった・・・
(漢検2)「 ②おしはかる。さぐる。「揣知」」)
(大字源)探って知る。考えて見当をつける。
 *余談:ブログ既出故事成語類「楊震のシチ(または、「シチの教え」)」(四知)とは全く関係ナシ(笑)

●銘誄(めいるい)
(漢検2)下つき:銘誄(メイルイ)
(大字源)死者の善行や功績を記した文章。

●寰海(かんかい): *「寰“界」は、たぶん✕(ネット上の中国辞書などにはあるようだが・・・)なのでやめておいた方が良し。なお、「寰界」は大字源にはナシ。
(漢検2)「寰」:意味 ①宮殿を囲むかきね。また、領地。 ②天下。世界。「寰海」「寰中」
(大字源)天下。世界。陸と海とを含めていう。
(参考)漢検2大見出し:寰宇(カンウ):天下。世界。「寰」も「宇」も天下の意。類)宇内(ウダイ)

●謡言(ようげん)
(漢検2)「意味②うわさ「謡言」
(広辞苑):世間のうわさ。とりざた。流言。風説。 

●鴟張(しちょう)
(漢検2)「②ふくろう。みみずく。「鴟張」」
(これまでの調べ)(鴟はふくろうのこと)フクロウがその翼を大きく張っているさま=転じて、姦賊などが猛威を振るうたとえ。
(大字源)ふくろうが翼を張ったように、勢いが強くわがままなこと。

●罷駑(ひど) 
(漢検2)下つき:罷駑(ヒド))
(漢字源)①疲れてのろくなった馬。同)疲駑 ②役にたたない鈍才。自分の才能をへりくだっていうことば
 *樗材(チョザイ):①役に立たない木。 ②役に立たない人。自分をへりくだっていう語。 類)①②樗櫟(チョレキ) (=樗櫪)

●矜伐(きょうばつ)
(漢検2)「伐」「 ③ほこる。自慢する。「矜伐(キョウバツ)」
(大字源)功や才をたのみ、ほこること。矜慢。  *「伐」は、ほこる意。
 伐:中学…バツ準1…ハツ、う(つ)、き(る)、ほこ(る)

●匏瓜(ほうか)
(漢検2)「ひさご。ふくべ。ひょうたん。「匏瓜(ホウカ)」」
(大字源)①うりの一種。ふくべ。ひさご。②星の名。天鶏。
*「匏瓜」には、下記のような故事成語、四字熟語などがある(ブログでも模試ほかで何度も既出)
 ・吾、豈、匏瓜ならんや。焉んぞ能く繋かりて食らわれざらん。・・・(論語)
 ・匏瓜の徒に懸かるを懼る  *かなり以前の過去問(読み問題)でも出題された・・・
 ・匏瓜空しく繋かる
 ・匏瓜空繋(ほうかくうけい):すぐれた才能をもつ人が用いられず、何の役にも立っていないことのたとえ。食べられずに、つるにぶら下がっている など・・・。

●葆祠(ほうし)
(漢検2)意味③たから。宝とする。「葆祠」 
(大字源)宝としてまつる (大字源)*訓読みでは「葆(たから)」に対応すると思う。

●沮如(しょじょ・そじょ) *「沮如」の読み:大漢和「ショジョ」 漢字源「ソジョ」 大字源「ショジョ・ソジョ」 字通「ソジョ」 
(漢検2)②さわ。湿気の多い土地。「沮如」
(大字源)(沮洳):低くて水はけが悪く、じめじめした土地。
 *他に、「牢獄、獄屋。」の意味もあるようだ・・・(大辞泉)

<その他 ちょっと簡単なもの・・・念の為・・・>
●凱沢(がいたく) 
(漢検2)②やわらぐ。楽しむ。なごやかなさま。「凱沢」「凱弟」「凱風」
(大字源)平和の恩恵。「凱沢を宣布す」(旧唐書・高宗)

●節概(せつがい)  
(漢検2)下つき熟語 
(大字源)みさお。節操気概。(信念をかたく守って変えない強い意気。)

●伊吾(いご):書を読む声。   (漢検2)下つき:伊吾(イゴ)

●韻士(いんし
(漢検2)「韻」:意味:①ひびき。美しいひびき。おと。ね。「松韻」「余韻」 ②おもむき。ようす。風流。「韻士」「風韻」
(広辞苑)風雅な人。詩歌をつくる人。文人。

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<30-1向け>熟語・一字訓読み(間違えやすそうな読み)

2018年06月13日 | 熟語・一字訓読み
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               <漢字の学習の大禁忌は作輟なり>     <一跌を経れば一知を長ず>     
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・偶然は準備のできていない人を助けない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
*<気をつけたい同音異義熟語 その3 ~追加版~>に、
●汎濫(はんらん);・・・
●氾濫(はんらん):・・・
を追加してあります。

*さて、<熟語・一字訓読み>・・・カテゴリーはありません。この1回限だとおもいます。<漢検1級初合格のためには>カテゴリーに入れておきます。確認がてら、ご活用ください。

●倖佞(こうねい) ― 倖(へつら)う 佞(へつら)う/佞(おもね)る
*漢検2掲載ナシ 
倖:コウ、さいわ(い)、へつら(う)
佞:デイ、ネイ、おもね(る)、へつら(う)、よこしま   
・・・「佞」のほうが1級だから、「佞」の熟語のほうが出やすいかも・・・漢検2にたくさんアリ。

●攣曲(れんきょく) ― 攣(かが)まる  
攣曲(レンキョク):漢検2掲載熟語 (大字源)まがって伸びないこと。 
攣:レン、つ(る)、ひきつ(る)、か(かる)、つな(がる)、かが(まる)、した(う)⇦漢検2「した(う)」訓掲載ナシ。

●擣碪(とうちん) ― 擣(たた)く/擣(う)つ  *「つ(く)」訓あるも🔺(下記の通り、漢検2の説明文の中でも②の位置づけ)
漢検2 意味:①つく。うすでつく。 ②うつ。たたく。きぬたをうつ。「擣衣」「擣碪(トウチン)」「擣練」 類)①②搗(トウ)
擣:つ(く)、う(つ)、たた(く)

●和兌(わえつ) - 兌(よろこ)ぶ   
(漢検2)
兌:ダ、タイ、エツ、エイ、か(える)、とりか(える)、よろこ(ぶ)、するど(い)
🈩ダ ①かえる。とりかえる。「兌換」 ②易の八卦(ハッケ)の一つ。沢・少女・秋などを表す。また、方角では西を表す。 🈔エツ よろこぶ。🈪エイ するどい。「兌利」
下つき 🈩発兌(ハツダ) 🈔和兌(ワエツ)

●蹇滞(けんたい) - 蹇(と)まる ✖とど(まる)訓ナシ
蹇:ケン、なえ(ぐ)、なや(む)、と(まる)、おご(る)、かたくな、ま(がる)
(漢検2)③とどこおる。とどまる。とまる。「蹇滞

●舛駁(せんばく) - 舛(いりま)じる  駁(ま)じる
*漢検2掲載ナシ
 

<その他間違えやすそうな一字訓読み>
●蕭疎 ー 蕭しい 〇ものさび(しい) ✖さび(しい)
●葷腥 ー 葷い  〇くさ(い) ✖なまぐさ(い)  *腥(なまぐさ)い (参考)他に、「葷(なまぐさ)」
●孺弱 - 孺い  〇じゅじゃく ✖だじゃく / 〇おさな(い) ✖よわ(い) ✖かよわ(い) ✖ちいさ(い)・・・
●灼爍 - 爍る  〇ひか(る) ✖もえ(る) ✖✖✖くすぐ(る)・・・漢検2下つき熟語。他に、「爍爍(しゃくしゃく)」「閃爍(せんしゃく)」も該当。
(参考)
爍:シャク、ひか(る)、と(かす) 
鑠:シャク、と(かす)、と(ける)、うつく(しい) 
(参考2)「鑠」と混同しないように注意。大字源では、「爍」は「鑠」の“別体字”扱いだが、漢検2および現行訓読みは異なっている。
「鑠」の現行訓だと、「鑠(と)かす、鑠(と)ける、鑠(うつく)しい」

<その他混乱しそうな一字訓読み>
●窕邃 - 窕(ふか)い、邃(ふか、おくぶか)い
●窈然、窈窈 - 窈(おくぶか)い

●怜悧 怜(さと)い   悧(さか)しい 
●伶俐 伶(さか)しい  俐(さか)しい 俐(かしこ)い➪人偏の「俐(かしこ)い」だけ覚えておけばOK。あとは、送り仮名から「さと(い)」か「さか(しい)」のみ(推測容易)。
(参考)
怜:レイ、さと(い)
悧:リ、さか(しい)

伶:レイ、わざおぎ、さか(しい)
俐:リ、かしこ(い)、さか(しい)

●倥偬 倥(いそが)しい 偬(せわ)しい⇦漢検2訓掲載ナシ(出題される可能性は低いか・・・)。
*「倥」には、他に、「倥(おろ)か」、「倥(ぬか)る」訓あり。

●馥郁 馥(かんば)しい 郁(かぐわ)しい 
(かぐわ)しい :郁 芳 椒
(かんば)しい :馥 香 芳 菲 

●婀娜 婀(たお)やか 娜(しな)やか

●嫋娜 嫋(しな・たお)やか 娜(しな)やか

●藹藹 藹(おだ)やか
●靄靄 靄(なご)やか
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書き取りの凡ミスには気をつけましょう・・・

2018年06月13日 | 漢検1級初合格のためには
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               <漢字の学習の大禁忌は作輟なり>     <一跌を経れば一知を長ず>     
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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・2点分ですから、訳のわからない減点は避けましょう・・・
・これらの漢字は、今まで✖になった記憶はないけど念の為チェック・・・どこまで厳密に採点してんのか、わからんけど・・・
・こちらも“気をつけたい”シリーズでも作ろうかな(笑)・・・冗談です・・・漢字・熟語以上に“書き順”や“書き方”は詳しくはないので・・・

・この種の書きで、✖になったことのある方の情報がいただける(コメントがいただける)と、もっとお互いに精度が高まると思うのだが・・・✖になった(かもしれない)方の場合、どこが、また、何が、✖になったのかがわからないケースが多いようなので、何ともし難しか・・・以下の字でなく、私も“なんで✖になったんだろ?”というのが幾つかアリ・・・一応、毎回、「答え合わせ」のところにその種の書取ミスについても(原因がわかったもの、わからないものも含めて)書いてはいるのだが・・・いまだにわかってないものもあります・・・

眷 豢 ・・・6画目は出ない、二本ヨコ棒の上の横棒から下ろす
攀 礬 ・・・14画目は出る、15画目は出ない
 ・・・5画目は出ない 
欅 襷 ・・・(これは間違いようはないはずだが)右の横棒をしっかりと付けておけば「ハ」はどこにも食み出ない・・・
 ・・・漢検ペデイア掲載の字とは異なる これは許容字体。(こっちのほうが簡単) これは参考まで。

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語選択候補

2018年06月13日 | 語選択
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・偶然は準備のできていない人を助けない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●今日を入れて、あと4日か・・・当ブログ模試の残りの分野別問題、前回手書きで残しておいた模擬試験倉庫さんの分野別問題などを“間違ったところ”を中心に最終チェック、そのあと、いよいよ、最後の仕上げの「四字熟語」(辞典中心に)と「当て字・熟字訓」(ブログ記事&覚書メモ中心)の最終学習・・・という計画でやろうっと。
さて、
・熟語・一字訓読みの復習は完了・・・過去問、当ブログ模試等の問題、その他記事・・・
・訓読みの書き練習も終了・・・「模擬試験倉庫」さんの分野別問題を中心に・・・
➪訓読みの書き練習をしながら、漢字ペデイアもみながら学習していたら、新しい発見!
「音訓索引」・・・一字単独でその読みがその漢字にしかないものの発掘には使えそう・・・次回以降の課題・・・ただし、掲載されているもの以外で慣用的に使用されている漢字や2字以上の熟語などは記載されていないから限界あり・・・
 「同訓異義索引」・・・あまり使えそうにない (あやまつ・・・例:「過つ」しかナシ。ここには「跌(あやま)つ」はナシ・・・)
・その学習中、違う意味での発見もあった!そういう目でちょっと見ていたら、ひだる(い)訓で「饑」を発見・・・やっと、漢検2でも掲載されるようになったことがわかった。
<漢検2 ひだるい 饑:キ、う(える)、ひだる(い)>
・・・とすると、
賢者ヒダル(饑)し伊達寒し」とか「遠慮ヒダル(饑)し伊達寒し」とかの故事成語は遠慮なく出てくるってことかも・・・後者は以前のブログにも載せていたけど、故事成語問題としては出すのをやめていたかも・・・ちなみに、「一夫耕さざれば天下其のキ( 饑 )を受く」ぐらいの問題は出していたかも知れない・・・。
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<語選択候補>上記の学習の過程で、語選択問題にもなりそうな熟語をいくつか紹介・・・漢検2掲載熟語・・・

●誠愨(せいかく):まこと、誠実、質実
 愨:意味:①つつしむ。「謹愨」類)恪(カク) ②まこと。「誠愨
 下つき:誠愨(セイカク)
*「狡猾」、「不実」の対義語で、質実の同義語でブログ既出。・・・語選択にもなりうるかも・・・

●蝨官(しつかん):よこしまな官吏、国をむしばむ官吏
(漢検2)蝨:意味:しらみ。シラミ科の昆虫の総称。動物に寄生して血を吸う。「蝨官
*ブログ模試・語選択問題で1回既出。 こちらは、もしかしたら、対・類問題にもなりうる?

●拊循(ふじゅん)
(漢検2)拊:意味:①うつ。軽くたたく。「拊手」 ②なでる。「拊循」類)撫(ブ)
*ブログ模試「慰撫」=「拊循」で既出。
拊循(ふじゅん):労わって手なずけること 「士民を拊循する」(類義語)=撫循(ぶじゅん)
拊循(ふじゅん):労わって手なずけること。慰撫すること。
・・・こんな説明で、語選択問題にもなりうるかも・・・

●屛息(へいそく)
・熟語・一字訓読み「屏息 ― 屏(おお)う  *漢検2「④おおう。かくす。「屛息」」
屏息:①息を殺してじっとしていること。「敵艦依然港内に―して」〈独歩・愛弟通信〉
   ②おそれて身を縮めること。「一片の命令の下に操觚者(そうこしゃ)は―し」〈魯庵・「破垣」に就て〉  
広辞苑:①息をころしてじっとしていること ②転じて、恐れちぢまること。
(過去ブログ書き問題)「12.上官の怒りに触れてヘイソクする 12.屏息 」

➪「おそれて身を縮めること。」とか「恐れちぢまること。」とかの設問だと、なかなか出てこないかもしれない・・・。

●晤語(ごご)
(漢検2)晤:意味①あきらか。かしこい。「英晤」 ②あう。むかいあう。「晤言」 ③うちとける。「晤語
熟語・一字訓読み 「晤語 ― 晤(うちと)ける 」 
晤語(ごご):相対してうちとけて語ること。
(参考)晤:ゴ、あき(らか)、あ(う)、うちと(ける)

・・・以下はそのうち、同音異義語にも収録予定・・・
蜷曲(けんきょく):(漢検2掲載熟語)蜷:意味①にな。細長い巻貝の総称。 ②かがまる。まがる。「蜷曲」
           *大字源・漢語林、国語辞典等には「蜷曲」という熟語は調べた範囲ではナシ。
            蜷曲:多く人や動物の肢体が丸くなる、縮こまる、丸くする、縮こませるさま(ネット:中国語辞書)
蜷局(ケンキョク、とぐろ):(漢検2) 蜷局(ケンキョク):縮まって進まないさま。背をまるくして伸びないさま。転じて、順調でないさま。
          「とぐろ」と読めば別の意になる。
            (大字源)“かがまり曲って進まないさま。局促。”
    *〈蜷局〉(とぐろ):ヘビなどが、渦巻き状に体を巻くこと。また、その巻いた状態。「ヘビが―を巻く」「店で―を巻いている」
*“順調でないさま。かがまり曲って進まないさま・・・”などの表現での語選択問題なら、「蜷局」としておくのが無難かも・・・「蜷曲」は(正確には不明・不詳だが)“とぐろ”のイメージでとらえておけば良いかも・・・。
*ネット上でも「蜷局=蜷曲」と理解しているものもあって、どうにもよくわからない・・・
*でも、漢検2に「・・・“蜷曲”とも書く」とはなっていないこと、「蜷“曲”」と「蜷“局”」には明らかに「曲」と「局」という漢字・意味の違いがあるから、微妙ではあるけど、たぶん違いがあるんだろうと思う・・・。(この辺、ブログ既出)

拳攣(けんれん):(大字源)折れ曲がるさま。ぎくしゃくするさま。 *漢検2下つき熟語 拳攣(ケンレン)
牽攣(けんれん):「牽攣乖隔」の「牽攣」:互いにこころ引かれる意。「攣」は恋いしたう意。 
         *攣(した)う 漢検2 訓掲載ナシ。*漢検2:意味④したう。「攣攣」 「牽攣」は漢検2には「牽攣乖隔」でアリ。

眷恋(けんれん):(広辞苑)愛着の念にひかれること。恋慕の情に堪えないこと。
牽連(けんれん):(広辞苑)ひかれつながること。ひきつづくこと。

・・・<余談>出ないとは思うけど念の為・・・<漢検 熟語・一字訓読みで出た熟語とその意味>
詬病(こうへい):口汚く悪口をいってはずかしめる。  
攢仄(さんそく):多くの音が群がり集まるさま
斫営(シャクエイ):不意に敵陣を襲って切り込むこと。
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