ようこそ
昨日は、3か月ぶりに西宮にある兵庫医科大学病院の定期検査を受診した。悪性胸膜中皮腫という恐ろしいガンの手術を受けた、私にとっては恩人の教授の在籍される病院だ。
同じ兵庫県とは言え、私の所からは約3時間かかる。往復6時間の移動であるが、少しの不安も取り除きたい思いも有り、定期健診は好んで受診している。
昨日も何時もの様に会社に出勤して、約1時間の事務作業の後に妻の迎えの車に乗り込み10時に会社を出発した。途中の高速のトイレ休憩を1回取って、13時に目的地の兵庫医大に到着。膀胱がんの手術の為に尿路変更という手術の為に、ストーマを装着しているのだが、容量が3時間はもたない為であるが、不便である。元気になると不満も増える。精進しなくては。
早速に受付を終えて、最初に向かったのは、血液検査である。コロナの関係か普段より患者に少ないように感じられた。順番は直ぐに回ってきた。3本の容器に採血を保管して検査をしていただく。
その後に別棟の地下一階にあるレントゲン室でのCT検査に挑んだ。ここは、やはり入院患者の検査も有る為に少し混雑している。待つこと約1時間ようやく順番が回ってきた。今日は、この二つの検査だけで、後は問診を待つだけであるが、検査結果に少し時間がかかるので、昼食を取る事にした。
振り返ってみると、もう何度この病院を訪れた事か何時も妻を始め、家族や親せきが結果を心配していてくれる。何ともありがたい事と感謝している。
悪性胸膜中皮腫と言うガンは、極めて生存率の低いガンであるので、往復6時間もかかる病院であるが、一度も嫌になった事は無い。元気に過ごしているとは言え、日々不安を抱えながらの生活である為に、むしろ楽しみなくらいである。
呼吸器外科の待合室で、待つこと約30分。いよいよ私の番号が表示された。この待合室は、呼吸器外科で有る為に、待っている人の会話もほとんどが、やはり肺癌に関する会話だ。私の様に定期検査の患者。これから手術を受けるであろう患者。初診の患者など様々であるが、重篤な患者で有る事は間違いない。診察室に入ると、何時もの先生の笑顔が飛び込んできた。
やはり主治医である教授の笑顔は、何物にも代えがたい安心感がある。会えるだけで大満足である。何といっても中皮腫の日本を代表する名医であり、私の命の恩人でもあるからだ。その名は「長谷川誠紀 兵庫医科大学主任教授」だ。
私・・・先生は、テレビなどでもよく拝見しますが、日本の名医ですよね
先生・・・いゃぁ、治療実績だけは日本一ですが・・・・
私・・・ところで私は、ステージで言うとどの段階でしたか
先生・・・ステージ1です。
私・・・ステージ1は、中皮腫の発病の段階ですか
先生・・・発病の段階では無く、発病していて初期段階と言う事です。
私・・・中皮腫は発病までに、30年、40年といわれていますが、私が未だに見つかっていなければ、それなりに生活出来ていたのでしょうか
先生・・・発病してからの進行は早いですから、発病後の1年が勝負です。未だに発見した時点で手遅れの患者様も相変わらず多いのが現状です。非常に怖い危険なガンです。ステージ3くらいになると、年齢にもよりますが手術をしても非常に危険な状態です。肺がんとは全く違います。転移も早いです。
私・・・そうですか。私は発見が早かったと言う事ですか
先生・・・あの段階のCTで、豊岡病院の先生が、疑われたことが幸いしたと思います。あの段階で、疑われる先生と疑われない先生との差は大きいと感じますが、疑われなかったとしても医療責任と言うほどのミスではありません。
私・・・肺自体の機能はいかがですか
先生・・・肺自体の機能も回復していて、健常者と同じとは言えませんが、容量が大きくなっていますので、息の上がるのは少し早いかも知れませんが、問題はありません。
私・・・裸になって、手術痕を鏡で見る事がありますが、こんなに大きな手術痕でもお陰様で、日常生活に困る事はありませんので、ありがたく感謝しています。
先生・・・回復力もすごかったですね。術後一週間くらいで、術前に近い状態に回復されていましたから。しかし、亡くなる患者様も多いのが現実です。伊藤さんは、数少ない患者の一人です。次回は、9月と12月頃にしましょう。
など検査結果を伺いながら、世間話に興じた。「何度でも、何回でも受診します」との思いであった。
私は、地元 豊岡病院での発見から、この兵庫医科大学病院の長谷川教授を紹介され、現在に至っているが、決して兵庫医科大の回し者ではない。全国から長谷川教授を頼って、患者が受診している。私は、責任は取れないが、同じ病で苦しんでいる患者様が居れば、一度セカンドオピニオンと言う方法で、紹介状を書いていただくのも良い事であると思います。あくまで私の思いで、私は医療従事者ではありませんので、責任は取れません。あくまで自己責任で、お願いします。ホームページをご覧になると、長谷川教授のページやデーターが閲覧できます。関西圏の方はご存じでしょうが、阪神タイガースのホームグランドで、全国高校野球の聖地でもある甲子園球場の近くです。新幹線では新大阪駅、伊丹空港、神戸空港などが近くにあります。
今日も無事に検査合格やはり、帰り道での車中での会話も弾みます。妻から「私より長生きするかも」などと、皮肉を言われながらの帰路であった。
皆さん、何時もご心配をお掛けしますが、今日も元気です。応援ありがとうございます。患者様もどうぞお大事に奇跡も有る事を願っています。
では又ね
↓ランキング
順調な経過で良かったですね♪
本当に中皮腫になった人の中では 数少ない患者の一人だと思います
何が関係しているのでしょうか?
体力もあるだろうし、運もあるかも知れません 奇跡に近いかも⁉
私も再発してしまったけど、その後のオプジーボの治療がうまくいって
4月には、「がんはほぼ消えたようです」 と言われました
これも奇跡に近いかも⁉
二週間ごとのオプジーボ投与の29回目の時でした
本来なら喜ぶべき所ですが、気分は⤵でした
がんが消えたらもっと良くなるだろうと思っていました
贅沢言ってはいけませんね!うれしいのはうれしいです。
6月に趣味の鮎釣りが解禁になって何度か行ってますが釣れません
腕が落ちました❗こちら近辺は遡上が悪くて、全般的に状況が良くないのですが
釣る人は釣ってます、そんな事も気分が上がらない原因の一つです。
まあそのうち釣れる時も来るだろうと考えるようにしてます
本日は33回目のオプジーボをしてもらってきました
来月には再発時 PET CTで、ついでに見つかった大腸がんの内視鏡検査です
かなり辛いらしい!
お互いイロイロ有りますが頑張って行きましょう 「微速前進❗」