人生晴れたり曇ったり

「辛酸を嘗めた私の闘病日記」2年半の闘病生活の峠を越え、その後の元気な日常を画像を加えながら不定期ですが書いています。

ストーマの交換

2019年12月24日 | 冊子(人生晴れたり曇ったり)

ようこそ

昨夜は、早く帰ったので、ストーマの交換をした。ストーマと言う医療器具は、おしっこを貯める膀胱の代わりの器具だ。右側のおへその隣のお腹に穴が開けてあり、そこにこの器具を取り付けて貯めるのである。

今から約4年半前の膀胱がんと前立腺がんの全摘出手術を行ったために、私には膀胱が無く、このストーマと言う袋状の器具に貯めるのだが、3日から4日で交換する必要が有り、何時もの事ながら妻の手伝いで交換してもらっている。

慣れたとはいえ結構手間のかかる作業で、入浴後に先ずは、袋を取り付けるための台座のような物を、のり剥がし薬で剥がし、ただれている皮膚を泡の石鹸で綺麗に拭き取り、ただれ防止の為に酢を、もう一度塗って、剥がす作業は終わりだ。

約30分間は、ロールペーパーで流れるおしっこを拭き取る作業が続く。普段は台座の張り付けてあるお腹の皮膚に酸素がいかない為に、変色して固くなり、かかとの様な状態で有る為に、交換時には皮膚を休め酸素吸入をさせている。この時間もお構いなしにおしっこは流れ出る。神経も無いので、尿意を感じる事も無く、止める事も出来ない。垂れ流しの状態だ。普段は、この垂れ流しのおしっこをストーマに受けて貯めるのである。

そして、その後に新しい台座をお腹に貼り付けて、袋を装着して万遍なく押さえて終了である。その間トータルで約1時間。私にとっては、一番解放されて気持ちの良い時間だ。

昨夜も二人で話したが、考えてみると64年間の内に、もう5年近くこの作業を続けている。振り返って、気が付くと既に身体の一部になっている。「習うより慣れろ」との名言もあるが、今後も生涯続くと思うと気が重い。改めて妻にも負担を掛けている事を実感する。私の方が長生きすると困ってしまう

気を取り直して、考えないようにするしかないまぁ慣れたと言えば慣れたのだが・・・・・・これ無では生活できないのだから、大切な私の身体の一部なのだそう思えばストーマ君も愛おしい。

今晩も肩たたき(本当は、肩たたきでは無く、足もみ、腰もみ、背中もみ)を頑張って、恩返しをしなくては

では又ね

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