梅香のつれづれ日記

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青少年大交流計画の留学生たちに、今井町での1日体験のプログラムを組みました

2010-12-26 21:38:33 | 日記
 
AFS日本協会奈良支部が受け入れている「21世紀東アジア青少年大交流計画(通称JENESYSプログラム)」(外務省による事業)で来日した留学生たちに、日本の文化をより深く知ってもらおうと今井町での1日体験を行いました
東アジアからの留学生に日本の伝統文化を体験学習してもらう。
ホストファミリーも交えて今井町町並み保存会との交流を深める。
奈良に来た留学生に、奈良という地域の特殊性を知ってもらう。
を目的として今井町町並み保存会がお世話して、留学生に町家ぐらしと日本の中世の文化を一日たっぷりと体験してもらいました

主  催  AFS日本協会奈良支部  631-0805 奈良市右京4丁目2-9
              支部長  松岡悦子(0742-95-4155自宅  携帯080-3235-2149)
 
今井町町並み保存会(Imai‐cho Town Preservation Association)634-0812橿原市今井町3丁目8-8
         会 長  若林稔(0744-22-9656会長宅  携帯090-1711-5240)
      
日  時  平成22年12月11日(土)9時30分~16時00分

集合場所  今井まちなみ交流センター 華甍 朝9時30分に八木西口駅で集合して今井町町並み保存会のおむかえで華甍に集合しました 

華甍では橿原市の吉本教育長もお出迎えし、歓迎の挨拶をもらいました
体験内容  今井町で江戸時代の歴史を中心に町家の旧い生活習慣を学ぶ
      着物で出迎えた今井町町並み保存会会員が町案内
 
  

さあ、町歩きに出発   

河合酒造の杉玉の玄関をくぐって店内へ  

続いて恒岡醤油醸造工程を見学
 

寺子屋体験(留学生のみ書道の体験)、今井町町並み保存会の基地「今井町づくりセンター」で書道体験をして帰国時のお土産の作品作りをする
皆さん大変感性が豊かでびっくりしました
   

ホストファミリーは今井町町並み保存会の案内で町歩き後、昼食に合わせて旧米谷家へ
留学生は書道体験後着物を着て今井町の町並みを見学しながら旧米谷家へ移動
 

皆さん着物が大変お気に入り、ホストファミリーと記念写真を撮る光景があちこちで
  

昼食は子ども太鼓に迎えられて全員で重文旧米谷家で今井町町並み保存会の名物「大和今井の茶粥」を頂き、賄い、後片付けなどを体験しながら味わう    

食事を済ませた頃を見計らって森下橿原市長が訪問、お話を聞いた後、記念撮影をしたり、団欒をしたり 
 

昼食後再度留学生は着物に着かえて全員で今井町の町並み見学と重文今西家訪問にお出かけ
   

重文今西家ではスケールの大きさに感嘆の声が聞かれる 

14時から全員で・重文旧米谷家でかまどで甑を揚げ、杵と臼でお餅をつき、食べる
へっぴり腰でおっかなびっくり、でも楽しい餅つき体験に全員大喜び
   

16時 後片付けを済ませると、朝から体験した書道の作品が裏打ちを済ませてあり、自作の箸袋とあわせて各人に手渡される 
   

力作の一例
 

解散(心残して)    参加人員  留学生17人とホストファミリー・通訳あわせて54人
予想をはるかに上回る参加人員で留学生も書道、着物、餅つきの体験には大喜びで、夢中になってくれたのが嬉しかった
 AFSとは、
第一次世界大戦と第二次世界大戦の時に、良心的兵役拒否をしたアメリカの若者が、兵役の代わりに傷ついた兵士を国籍に関わりなく救急車で運ぶボランティアをしたのが始まりで、戦争が終わったあとは、若い世代の高校生を交換留学させることで戦争をなくそうとして始まったのがAFS.で、アメリカン・フィールド・サービスの略。(フィールドは戦場)という意味です
現在は高校生の交換留学を主な活動としている民間国際教育交流団体で、特定の政治・宗教に偏らない非営利組織で、国際本部をニューヨークに置き、世界中で活動する数多くのボランティアの支援のもとで、異文化教育交流を行っています。
AFSの加盟国は50か国以上、交流国は約80か国に及びます。