人生の謎学

―― あるいは、瞑想と世界

日記 09-01-01 ―― 玄関前のアドリブ施工 -1

2009-01-01 16:41:23 | 日記
今年(2008年)は景気がわるいから、やはりヒマになると思っていたら、12月を迎えるころから、なんだかやたらと忙しくなり、年末ぎりぎりまで、結局は例年とそれほどかわらない感じでした。
そんな毎日にあって、日程の調整などで半日ほどの時間の余裕ができると、ちょこちょこと材料を加工して、自宅玄関前を石材施工しました。
まだ全体の何分の一かの施工面積ですが、まぁあれだけ忙しいなかで、よく頑張ったと自分でも思います。
玄関ポーチから一段さがったところの、ドア正面にサークル石材を配置し、その左右にアルビノピンクの乱形石を敷きつめ、その手前にローマ石の平板を並べてみました。ローマ石平板はサークル石材から右手に、幅1.2メートルの帯状に7メートルほど、門塀のところまで敷き並べるつもりでいます。
乱形石はほかにアルビノイエロー、ごく部分的にソルンフォーヘンを使用する予定です。

しかしこれらのことは、ほんとに気分的なもので、やがて変更するかもしれません。もともと、いまあるこうした“印象”も、まずサークル石材を配置した直後には、まったくイメージできなかったのです。アルビノピンクの乱形石は、現場で需要があったものの余りを流用しているにすぎません。そのときにある材料で、限られた制約のなかで、アドリブ施工をしているのです。



――こういう“仕事”は、好きで楽しんでやっていますから、少しも苦になりません。座禅をしたり、険しい迂路をめぐって到達する寺院への過程と似ています。そのときの私の内面の様相が、こうして具体的な“かたち”となるのです。それはまた、石と対話をしているといったら大袈裟かもしれませんが、ふとそんな気分にひたる瞬間が、たしかにあります。



石材は入手のしかたによって、金額がまちまちなようです。
今回の施工では、およそのところ、材料費だけの平米単価を計算すると――床盤材や荒基礎をふくめて――だいたい\5,000-ほどではないかと思います。

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