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人生の謎学

―― あるいは、瞑想と世界

ホラー短篇《トイレのドア》

2018-03-12 21:48:56 | ホラー小説
――ほとんどその直後、ドアの向こうからノックがあった。私はまだドアノブに手をかけており、その向こう側からのノックは、手にはっきりとした感覚を伝えた。
 おかしい。そんなにすぐ、私が入ったばかりの個室のすぐ外に、人が立ってドアをノックすることなど、時間的にも空間的にも、考えられない。私はゾクリとしたが、ノックを返しながらも、気のせいかと思い、用を足した…………。


■ホラー短篇《トイレのドア》
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