平安時代の陰陽師、安倍晴明に仮託された書物は幾多あるものの、《占事略决》だけは著者が晴明であることが確実視されている。現存最古の陰陽道関係の書物として、鎌倉期の安倍泰統による写本がある。しかし奥書の年記に曖昧なところがあり、誤写かどうかは定かではない。
本書は〈四課三伝法〉を巻頭に、〈課用九法〉、〈天一治法〉とつづき、都合三十六種の六壬占法が述べられている。しかしその内容を完全に理解することは . . . 本文を読む
■ごくふつうに「貧苦」というものをイメージした場合、四柱推命の理論をベースにして、それがどのような状態であるかを、まず考えてみました。そして次に、そこからの脱却の方途を考えてみました。
――しかしながら、以下のテキストはおそらく「貧苦」とは何かを解明する現実的な手助けにはならないでしょうし、それが何故「貧苦」として成立するのか、という説明としても納得がいくものではないでしょう。四柱推命は――他の「 . . . 本文を読む