「病的」な18組の蒐集家に、ポール・ガンビーノがインタビューした記事と、そのコレクションを撮影した写真によって構成された《死をめぐるコレクション》に目を通していると、ホルマリン漬けの胎児や人体の一部、お定まりのミイラ、頭蓋骨、デスマスク、さらには実際の殺人に使用されたナイフや連続殺人犯が残した手紙など、数々の鮮明な写真の中に、何人ものコレクターが共通して蒐集している「干し首」というアイテムがあるこ . . . 本文を読む
この世をばわが世とぞ思ふ望月の欠けたることも無しと思へば――道長は権威の極致に達した日の宴でこう詠んだ。
しかしこのとき、すでに持病の糖尿病が相当悪化していたことが知られている。糖尿病性白内障が進行していて、間近の人の顔を見分けることすらできなくなっていたという。
道長と糖尿病____1
道長と糖尿病____2
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■誕生日と死亡日が同一であることを生没同日といいます。たとえば坂本龍馬は旧暦の天保6年11月15日に生まれ、慶応3年11月15日の夜、京都の近江屋で中岡慎太郎と会談中に幕府見廻組に襲撃されて斃れています。
また、人によっては自分の死をあらかじめ予言したり、あるいは幻視するなどする場合があります。こちらのほうは生没同日よりも断然特異なケースといえますが、たとえば西行の場合でも御船千鶴子の場合でも、そ . . . 本文を読む