メキシコの女性ヴォーカリストを前面にしたゴシック・メタルバンドです。
歪んだギター音とバイオリンに、高音域が綺麗な女性ヴォーカルとたまに男性グロウルが絡み、わりとシンプルなゴシック・メタルを演奏しています。
最近のゴシック系に多いシンセはおそらく殆ど使っておらず、バイオリンがやや低い音域を効果的に駆け巡っている感じです。
このことが最近のきらびやかな商業的ゴシック・メタルに対して、かえって本物の中世ヨーロッパ的な雰囲気を連想させてくれます。
もっとも「メタル」というだけで中世のはずはなく、近代に決まってるんですけどね。
その代表的な曲として私のお気に入りは「Mascara」です。
イントロの静かなバイオリンから女性ヴォーカルが入り、次に重々しいギター音が追加され、終盤にピンポイントで男性グロウルがかぶさるという構成は、「これぞゴシック・メタル。」と思ってしまうほど素晴らしいです。
動画で「Mascara」
そして「En el Laberinto del Nahual」