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松平郷周辺FW -6-

2024-05-11 07:25:25 | 取材・旅行

松平郷周辺FW -6-

令和6年5月5日、いつものメンバー(積知積徳会)で、松平郷周辺へFW(フィールド・ワーク)に行ってきました。その様子を10回にわたってお知らせしています。

今回の訪問地です。

第6回 八幡宮 です。

八幡宮は松平家の屋敷神です。

前回登場した東照宮に合祀されました。

裏には巨石が祀られています。

市杵島姫神(弁天さま)です。

えっ!?

市杵島姫神  と 弁天様 が同じ?

市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)は、宗像大社の三女神です。

沖の島の沖津宮に「田心姫神(タゴリヒメ)」、大島の中津宮に「湍津姫神(タギツヒメ)」、田島の辺津宮に「市杵島姫神(イチキシマヒメ)」が祀られています。沖ノ島は国の天然記念物で住人はなく、女人禁制、一般の立ち入りが禁止されており、神職以外は渡島できない世界遺産です。

この宗像三女神は、天照大神(あまてらすおおみかみ)と弟のスサノオノミコトによる誓約(うけい)で誕生しました。占いのようなものです。

互いのものを交換し、女の子が産まれれば潔白というものです。天照大神は、スサノオの持っていた剣を折り、噛んで息を吐きだしたところ、三女神が産まれ、スサノオの潔白が証明されたのです。

周辺は、古代から東アジアとの交易上、非常に重要な場所です。航海の守り神として信仰を集めました。

かたや、弁財天(弁天様)は七福神の一人で、唯一の女性、インドの水の神様です。

日本の弁天様は琵琶を持ち、芸能の神様も兼ねているようですが、インドではそうではなかったようです。

そう、別の神様です。

しかし、“神仏習合”で市杵島姫神と弁天様が融合したのです。

明治に入り神仏分離令が出され、今では別のものです。


話がそれました。

その下にあるのが産湯の井戸です。

松平の子が産まれるときに使われました。

家康の時も、竹筒に入れて、早馬で運ばれたそうです。

岡崎まで20kmの距離があるので、産湯といっても、わずかに足す程度、儀式としての水のようです。

説明です。

ここにも水が湧いていたそうです。

葵の葉がありました。

これが、紋になるのですね。

ここには、松平家の家老の屋敷があったそうです。

室町塀です。

おもしろい話を聞きました。

司馬遼太郎が、多くの人を引き連れて松平郷に来たときのことです。

HPの記事をご覧ください。

https://publications.asahi.com/feature/kaidou/43/index.html

次のように書かれています。


次に三河を訪ね、徳川家の祖が拠点とした松平郷を目指す。30年近く前に訪れたときの清らかな印象を胸に松平氏の菩提寺・高月院を訪れたが、あまりの変貌ぶりに失望する。


このとき、松平郷側の人達との面会が予定されていたのですが、この以前にはなかった室町塀をみて、がっかりして途中で引き返してしまったそうです。

司馬遼太郎にとっては、自然のままがよかったのでしょう。

今でこそ、やや古くなって味が出てきましたが、当時は次の写真のようにきれいな塀だったのでしょう。

史跡と観光は両立が難しいようです。

動画です。

徳川は新田源氏!?ルーツは三河ではなく群馬!?松平氏発祥の地【松平郷】

訪問しなかったのですが、在原氏墓地です。

ここから https://jinja.dr-leather.com/ariharasibosyo-toyotasi-matudaira/

明日へ続きます。

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