小鳥日和

シジュウカラF(F夫)の探鳥備忘録

5/5(土)栃木・奥日光

2012-05-09 | 野鳥 北関東探鳥地

やっと春をむかえた標高1400mの高地。

その高地に広がる400ヘクタールの奥日光の湿原へ行って来ました。

20120505_4

20120505_2_9

この湿原へ遠く南国(東南アジアなど)から渡ってくる渡り鳥(夏鳥)観察が目的です。

20120505_2

20120505_1

キビタキ

</object>


YouTube: キビタキ.AVI
※去年7月、同じ場所で撮影したキビタキです。

 

その他、センダイムシクイ、メボソムシクイなども沢のあちこちで囀っていました。

 

 

20120505_

繁殖のため高原へ来たオシドリ

大木のうろなどで巣作り・産卵する面白い生態のカモです。

(標高1400mのこの場所では、マガモも北へ移動せず繁殖するそうです。)

20120505_4_3

</object>


YouTube: 栃木・奥日光/ニュウナイスズメ(2012.05.05)

20120505_1_2

ニュウナイスズメ♂

市街地に生息するスズメとは対照的に森林を好むスズメです。

20120505_2_6

ニュウナイスズメ♀

雄は頬に黒点がなく、頭部と背面はスズメよりもあざやかな栗色をしています。

 

 

草原、川、森林が入り混ざった景観が素晴らしく、散策するだけで楽しい場所です。


4/30(祝)谷津干潟

2012-05-06 | 野鳥 千葉探鳥地

谷津干潟は東京湾の最奥部に残された約40haの干潟です。水鳥と水鳥が生息する湿地を守るための「ラムサール条約登録湿地」となっており、旅鳥たちの重要な中継地となっています。

20120430_1_3

この日の干潟はとても賑やかでした。

</object>


YouTube: 千葉・谷津干潟/オオソリハシシギ(2012.04.30)

 

おそらく、オオソリハシシギだけで干潟内に200羽近くいたのではないでしょうか。
これほどたくさんのオオソリハシシギを一度に目にしたのは初めてでした。

20120430_5

オオソリハシシギ(全長37-41cm)

20120430_1_4

20120430_2

オグロシギ(全長36-44cm)

オグロシギはオオソリハシシギと良く似ていますが、識別のポイントとして、外観では飛翔した際、オグロシギは名前の由来通り、尾羽が黒いので一目瞭然です。飛翔シーン以外では、「脚の長さ」(オグロシギの方が脚が長くスタイルがいいです)幼羽(肩羽、雨覆)の模様、シルエットも違います。
オオソリハシシギ幼鳥は肩羽、雨覆い、三列風切にソロバンの様なギザギザ模様、軸斑がありますが、オグロシギは全体的に一様な灰褐色です。

</object>


YouTube: 千葉・谷津干潟/オグロシギ(2012.04.30)

 

20120430_4_3

オバシギ(全長26-28cm)とオオソリハシシギ

どの個体がオバシギか分かりますか? 右の中段(奥)の少し小さな個体です。

20120430_

アオアシシギ(全長30-35cm)

20120430__2

シギチで賑わう干潟風景

この豊かさをいつまでも残しておきたいですね。

 

20120430__5

セイタカシギ(全長35-40cm)

20120430__2_2

20120430__3

20120430__4

「よっこいしょ!」 脚が長すぎるのも結構大変そうですね!

20120430__0

ここ谷津干潟では毎年、セイタカシギが繁殖しています。

最新の情報として5/5には2個目の卵を産んだそうです。

 

 

[確認した鳥]

カワウ、アオサギ、コサギ、ダイサギ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、メダイチドリ、ダイゼン、トウネン、キョウジョシギ、ハマシギ、オバシギ、キアシシギ、アオアシシギ、イソシギ、オオソリハシシギ、オグロシギ、チュウシャクシギ、セイタカシギ、コアジサシ、ハクセキレイ、ユリカモメ、エナガ、シジュウカラ、メジロ、ムクドリ、ヒヨドリ、スズメ、ハシブトガラス

※園内ではセンダイムシクイも鳴いていました。


4/30(祝)東京湾奥部(その2)

2012-05-05 | 野鳥 千葉探鳥地

GWの干潟の続きです。チドリ科の渡り鳥たちです。

20120430__3

メダイチドリ(全長19-21cm)

20120430__1_2

シロチドリ(全長15-17.5cm)

20120430__1_4

ダイゼン/冬羽(全長27-31cm)

20120430__2_2

ダイゼン/夏羽

</object>


YouTube: 東京湾奥部/ダイゼン(2012.04.30)

鳥に詳しくなければ、このダイゼンは同じ種類に見えませんね

 

 

『シギ科とチドリ科の違いについて』

①嘴(くちばし)について、シギ科は”長く多くの型がある”がチドリ科は”短く型は一定”しています。

②エサの採り方
シギ類は歩きながらとります。(泥の中を探します。) 

チドリ類は見つけて走り寄ります。ジグザグに歩くことから、酔ってフラフラ歩くのを「千鳥足」と言う話は有名ですね。

 

 

その他の鳥では・・・

20120430__1_3

ミヤコドリ(全長40-47.5cm)

</object>


YouTube: 東京湾奥部/シギチ風景(2012.04.30)

20120430_

潮が満ちてきて干潟が水没すると防波堤で休息です。

20120430__2

ユリカモメ 冬羽(左)と夏羽(右)

ユリカモメも冬羽と夏羽ではこんなに違います(^^)

20120430__4

スズガモ(手前♂、奥♀)

数万羽いたスズガモですが、大半が北(シベリア方面)へ移動し、もう数十羽ほどしか残っていませんでした。皆、無事に北へ戻れたのでしょうか。

 

 

 

[確認した鳥]

カワウ、アオサギ、ダイサギ、シロチドリ、メダイチドリ、キョウジョシギ、トウネン、ハマシギ、ミユビシギ、ダイゼン、キアシシギ、チュウシャクシギ、オオソリハシシギ、イソシギ、コアジサシ、ミヤコドリ、オオバン、カルガモ、スズガモ、ハクセキレイ、ユリカモメ、ウミネコ、ムクドリ、ヒヨドリ、スズメ、ハシブトガラス


4/30(祝)東京湾奥部

2012-05-04 | 野鳥 千葉探鳥地

既に3月末から始まっている旅鳥である「シギチ」(シギ科とチドリ科の略称)の移動ですが、GWの干潟では、どの様な渡り鳥が見られるでしょうか。

20120430__4

チュウシャクシギ (
全長40-46cm)

20120430__3_2

春のこの時期に日本へ渡ってくる「シギチ」は、南半球(オーストラリアなど)で越冬を終え、北半球の高緯度地方・ツンドラの繁殖地へ行く途中で立ち寄ります。

その中継地である「干潟」では長旅の休息はもちろん、繁殖のためのエネルギー補給を行います。渡り鳥にとって干潟はとても大切な環境なのです。

20120430__2_3

</object>


YouTube: 東京湾奥部/チュウシャクシギ(2012.04.30)

このチュウシャクシギはカニを好んで食べます。

 

 

20120430__1

キョウジョシギ(全長21-25.5cm)

20120430__2_5

キアシシギ(全長22-27cm)、奥はイソシギ(全長19-21cm)

20120430__0

ミユビシギ(全長20-21cm)

20120430__2_6

手前がトウネン(全長13-16cm)、奥はハマシギ(16-22cm)

 

スズメ(14-15cm)と同じ位の大きさで、南半球からはるばる渡ってくることを思うと、いつも応援したい気持ちになります。


4/29(日)東京・奥多摩

2012-05-02 | 野鳥 東京探鳥地

「春の渡り」第2弾は奥多摩散策です。

201204292

まだ周囲が暗いなか到着。トラツグミが鳴いており「鵺の鳴く夜は恐ろしい」悪霊島のキャッチコピーを思いだします。

夜が明けると美しい『雲海』が広がっていました。

明るくなり始めるとツツドリ、キセキレイ、ミソサザイが囀りだしました。

20120429_3

ミソサザイのシルエット

20120429

オオルリも梢に姿を現し、

更にアオバト、ヤブサメ、センダイムシクイ、キビタキの囀りも・・・

20120429_2

コガラ

Dsc_9813

ヤマガラ

20120429_2_2

沢のあちこちで、

20120429_1_2

ミソサザイが力一杯!囀っています。

その他には沢を横切るヤマドリやペアのヤブサメの姿も確認することができました。

20120429_5

カタクリ

20120429

ミヤマキケマン

20120429_4

ハシリドコロ

201204292

ナガバノアケボノスミレ

201204291

マルバスミレ

20120429_3

奥多摩湖

朝の気温も11℃と高く(一昨年の同時期は3℃)、日が昇ると汗ばむ陽気でした。

緑が濃くなった山々を堪能してきました。

 

 

[確認した鳥]

キジバト、トビ、アオバト、コゲラ、アカゲラ、アオゲラ、ツツドリ、ウグイス、センダイムシクイ、ヤブサメ、キクイタダキ、キセキレイ、ハクセキレイ、エナガ、メジロ、シジュウカラ、ヤマガラ、ヒガラ、コガラ、オオルリ、ミソサザイ、キビタキ、カワラヒワ、クロツグミ、トラツグミ、アカハラ、ホオジロ、ヤマドリ、ソウシチョウ、ヒヨドリ、カケス、ツバメ、イワツバメ、ハシブトガラス