西洋風蝶草 （せいようふうちょうそう、東京都文京区）
こんにちは。
今日もありがとうございます。
最終的には恋愛の話ではないのですが、
次第をわかりやすくするために、あえて恋愛話から入ります。
「失恋がつらい」理由って、よく語られるじゃないですか。
理由は人それぞれだと言えど、
私はその理由のひとつは「世の中で一番大切な人の力になれなかった」ということだと思います。
いくら力を尽くしても、最終的には自分が相手の幸せの一部分になれなかったんだ、
相手が苦しむだけなんだ、
自分を捧げてまでしても力が生きなかったとなれば、
自分の価値を見失ってしまうのは、ある種、当然の話ですよね。
これ、別に辛気くさい話をしたいのではなくて、
私達は自分が誰かの幸せにくみしていないと知ればこそ、
自分の存在理由や価値が見えなくなってしまう、
こんな例をお話ししたかったからです。
逆に言えば、「誰かの力になれることで、はじめて自分の価値を認識できる」とも言えます。
自分の価値を見失う位、別にどうということもないと思ったら大間違いです。
自分の価値を見失ってしまうことは、幸せになることを拒んでしまうことに繋がるのです。
皆さんはなんらかの嫌な気持ちを人にぶつけて、
それで幸せでいられるでしょうか！？
人にどんなに危害を加えても、それで罪悪感に苦しまないでしょうか！？
…違うと思います。
人を傷つけ、罪悪感を抱えているとしたら、
たとえ自分にとって嬉しいと思えることがあっても、
素直に喜び、幸せであることがかえって苦しいことになると思うんです。
つまり、自分ひとりだけがいくら幸せでも、
本当はその幸せが人に繋がっていなければ、私達は耐えられないものなのです。
結局、最終的には人の力になれることで、私達は心の底から幸せを受け取れるようになるのです。
そうであれば、
「希望を一身に背負う」
「お役に立てる」
「力になれる」
こういったことを自分からすすんで「させていただく」ことは、
本当はとてもありがたいことと言えるのではないでしょうか。
私達はつい、こと余裕がないと「してあげる」という意識になりがちです。
しかし、なにをするにしても、
本当は「してあげる」のではなくて、
自分の価値を受け取ってもらう、本質的にはつまり「してもらう」とも言えるのです。
人の力になれないとか、
誰かの一部分になれないというのは、
本当に苦しいことです。
もちろん、人のために生きるだけが、人間の存在理由ではないかもしれない。
でも、「人のため」という意識が、人間の価値の一部分を形成しているのは、
厳然とした事実です。
私達はもっと、自分を必要としてくれている人達に感謝しなければいけないのかもしれませんね。
