宮澤賢治の里より

下根子桜時代の真実の宮澤賢治を知りたくて、賢治の周辺を彷徨う。

「地上を歩いていた賢治」

2015年12月28日 | 賢治の受容
《創られた賢治から愛すべき真実の賢治に》 さて、どうやら相馬は昭和52年11月16日に岩手医大の図書館を訪れ、そこで森荘已池に会っていたということになりそうだ。しかも、相馬は太宰研究の第一人者であるという。となれば、相馬の賢治評については私から見ればかなり手厳しいと思うのだが、客観的にはこのような評価の仕方も安易には否定できなかろう。具体的には、先に引用した相馬の  この偶像化された賢治像に対して . . . 本文を読む