ありがたいことに、著者は教科書的な「書く上でのしきたり」から入らない。「どう書くか」以前に「なにを書くか」。そして、行動記録をダラダラと書くのではなく心が動いた瞬間を、お決まりの文句でなく自分の言葉でと説く。ああ、拙稿はダメの見本であるな!だがそれには言い分があるのだが。
著者の説く通りにしようとは、そしてできるとは思わないが、そういう書き方があるということは心に留めておきたい。
2018年1月15日 通勤電車にて読了
12月31日、今日はダッカからチッタゴンへ列車で移動。この旅のハイライトです。
チケットは一昨日の観光と共に代理店に頼み、観光の際にチケットが手渡されました。1日3,4本ある直通列車のうち最も時間帯が良く最も設備も良さそうな「インターシティ」(写真)の最上級、エアコン付き1等を選びました。ホテルマンにリキシャを捕まえてもらい、7時発車の45分前には駅に到着。今日は北部&インド方面へ向かう広軌とメーターの3線ホーム、案内は出ていますがベンガル語で読めないため人に訊ねました。1両に1つのドアごとに車掌が居て乗車券チェック。夜行列車と共通運用なのか、コンパートメント式3段寝台車でした。1室6名、結局3名だったのでラクチン。ノンリクライニング座席車の方が居心地良かったかなあ。
定刻より数分遅れてダッカ・コムラプール駅を発車。しばらく市街地を走り、現空港のすぐ脇にある駅に停車。南のチッタゴンへ向かうのに、しばらくは北上します。ほどなく通過するトンギ駅で分岐、線路はメーターゲージのみとなりました。車内では「朝食ボックス」が配られました。小さなサンドイッチと鶏唐揚げ、なかなか美味しいです。このほか時折チャー(ミルクティー)やコーヒー、スナックなどを売りに来ました。家族連れのコンパートメントは賑やかですが、我々の所は静かで嬉しい。ひたすら車窓を眺めます。
途中もう1ヶ所、クミッラだったかな?に停まった以外はノンストップでチッタゴンまで5時間半。ほぼ定刻に到着したようで、車内の快適さもあわせて拍子抜けするほどイージーな乗車でした。
駅を出ると通りは大渋滞、やれやれこの町もですか…少し歩いてCNG(オート三輪)を捕まえるも運転手は英語が解らない。そこに停まっていたクルマの紳士に助けを求め、通訳して貰いホテルへ。チェックインできたので部屋からの眺めを楽しみ夕方までノンビリ。大晦日の晩ですがそういう雰囲気はなく、普通に賑やかな週末の夜の町でした。
今年は昼寝のおかけでBBCなど観ながら年越しの瞬間まで起きていられましたが、意外なことに新年の瞬間に小規模な花火があちこちで打ち上げられ、一番大きいのは泊まっているホテルの屋上から打ち上げられているようで派手な音だけが聞こえました。
The Peninsula Chittagong 泊