12月31日、今日はダッカからチッタゴンへ列車で移動。この旅のハイライトです。
チケットは一昨日の観光と共に代理店に頼み、観光の際にチケットが手渡されました。1日3,4本ある直通列車のうち最も時間帯が良く最も設備も良さそうな「インターシティ」(写真)の最上級、エアコン付き1等を選びました。ホテルマンにリキシャを捕まえてもらい、7時発車の45分前には駅に到着。今日は北部&インド方面へ向かう広軌とメーターの3線ホーム、案内は出ていますがベンガル語で読めないため人に訊ねました。1両に1つのドアごとに車掌が居て乗車券チェック。夜行列車と共通運用なのか、コンパートメント式3段寝台車でした。1室6名、結局3名だったのでラクチン。ノンリクライニング座席車の方が居心地良かったかなあ。
定刻より数分遅れてダッカ・コムラプール駅を発車。しばらく市街地を走り、現空港のすぐ脇にある駅に停車。南のチッタゴンへ向かうのに、しばらくは北上します。ほどなく通過するトンギ駅で分岐、線路はメーターゲージのみとなりました。車内では「朝食ボックス」が配られました。小さなサンドイッチと鶏唐揚げ、なかなか美味しいです。このほか時折チャー(ミルクティー)やコーヒー、スナックなどを売りに来ました。家族連れのコンパートメントは賑やかですが、我々の所は静かで嬉しい。ひたすら車窓を眺めます。
途中もう1ヶ所、クミッラだったかな?に停まった以外はノンストップでチッタゴンまで5時間半。ほぼ定刻に到着したようで、車内の快適さもあわせて拍子抜けするほどイージーな乗車でした。
駅を出ると通りは大渋滞、やれやれこの町もですか…少し歩いてCNG(オート三輪)を捕まえるも運転手は英語が解らない。そこに停まっていたクルマの紳士に助けを求め、通訳して貰いホテルへ。チェックインできたので部屋からの眺めを楽しみ夕方までノンビリ。大晦日の晩ですがそういう雰囲気はなく、普通に賑やかな週末の夜の町でした。
今年は昼寝のおかけでBBCなど観ながら年越しの瞬間まで起きていられましたが、意外なことに新年の瞬間に小規模な花火があちこちで打ち上げられ、一番大きいのは泊まっているホテルの屋上から打ち上げられているようで派手な音だけが聞こえました。
The Peninsula Chittagong 泊
「週末鉄道紀行」に続く著者の2作目。前回は延々と空想鉄道旅行を展開した著者だが、今回はその実践編を著した。週末でもない平日の定時後にそんなトコまで行くのかよ?とか動機にはツッコミ所ありまくりだが、行動内容については一般的な(?)鉄ちゃんの行動である。あ、飲食料を購入しておかずひもじい思いを繰り返している点は進歩ないなコイツと思うね。
著者自身書いているように、庶民に手の届く費用でタイトルにある「夜汽車」を体験できるのはもはや「サンライズ瀬戸・出雲」だけになってしまった(多客期にはムーンライトxxが運転されるが)。本書も既に「こんな時代があった」と言う思い出話として評価されることになる。著者のせいではないが、何とも残念なことだ。
2017年12月21日 通勤電車にて読了
著者自身書いているように、庶民に手の届く費用でタイトルにある「夜汽車」を体験できるのはもはや「サンライズ瀬戸・出雲」だけになってしまった(多客期にはムーンライトxxが運転されるが)。本書も既に「こんな時代があった」と言う思い出話として評価されることになる。著者のせいではないが、何とも残念なことだ。
2017年12月21日 通勤電車にて読了