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日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
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2017年12月28日~2018年1月3日 【旅行】年越しはバングラデシュで(3)

2018-01-18 20:08:17 | 旅行・ハイク&ウォーク
 12月30日、今日もダッカ滞在。

 ダッカ観光のメインと思われるオールド・ダッカ(旧市街)は昨日回ってしまったので、今日は博物館へ。国立博物館まで市内見物をかね30分ほど歩いて出かけたが、開館早々と思ったのになぜか1時間遅い…ソウルでもそんなことあったな。しかもここは窓口にある時間表と違う。年末年始だからだろうか。ともかく観る。地理、生物、地学、産業、民俗といったジャンルが1つの建物に収まっており見応えあり。英語解説もそこそこあり、地学や民芸品あたりは殆どすっ飛ばしたにもかかわらず2時間以上を要した。

 バングラデシュ独立戦争の博物館へ寄って帰ろうとしたが見つけられず、最近「地球の歩き方」の地図に間違いは少ないのだがたまに目的地を見つけられないことがある。ホテルに戻り部屋で昼食。

 ガイドブックを見ていたら、ダッカから南へ行き止まりのローカル線があることに気づく。列車には明日乗る予定だが特急列車、短距離なら普通列車がカオスであっても耐えられそうと、ホテルマンにリキシャを捕まえて貰い中央(コムラプール)駅へ。乗り場がわからず切符も買えず往生したが何とかホームに辿りつき、30分ほどで発車した普通列車で20kmも離れていないと思われるナラヨンゴンジまで行く。予想通りカオスであった(笑)

 現地で折り返し列車を撮影し、一本見送ってから帰ろうと思っていたら機関助士らしき男が運転台に招かれた。機関士ともども英語を話すインテリで(JRの機関士で外国人鉄道ファンと英語でやり取りできる人間がどれほど居るだろう?)、発車までの時間にホームの茶屋でチャー(ミルクティー)をご馳走になり、さらに物売りのピーナツまで。そして折り返し列車ではずっと運転台に居させて貰い、日本の鉄道の話が続いた。写真は路線の途中、市場エリア。数百mに渡り接触限界なギリギリの屋台、どかない人々の間を時速2,30kmで抜けていった。実に得がたい良い経験で、良くぞ思い立ったと自分に拍手喝采した。写真は走行中の機関車からの前方展望。

 Hotel Asia & Resorts Dhaka 泊
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【本】堀 淳一著 「歴史廃墟を歩く旅と地図 -水路・古道・産業遺構・廃線路」(講談社α新書)

2018-01-18 06:49:56 | 本・映画・展覧会
 堀淳一氏と言えば鉄道趣味界に「廃線跡探訪ブーム」を巻き起こした立役者(張本人?)と言えるほどの実績を持つ人。その人の、廃線跡に留まらない遺構探訪の書を見つけ読んでみた。

 廃線跡は判り易い。古道も、現存するかはさておき同様。産業遺構もそうだ。だが水路は?どうやらレベル的にはその他と同等のようだ。要は国土地理院の地形図に載っているものであれば、等しく跡は辿れる、と。

 対象が何であれ、辿る楽しみの前に調べる楽しみがあるのだろうと思う。それは訪問準備のためにアクセスルートや地形を押さえておくだけでなく、当時の情景やそもそも対象となるものが整備された背景を調べたり想像すること、ひょっとしたらそのレベルまでなら世の中いっぱいやってる人が居るのかもしれない。

 廃墟探訪とは結局、古人の営みを知る行為なのだろうと思った。

 2017年12月20日 通勤電車にて読了
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