![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/3a/aad6090eefa3f18a5143eab9bf55cf52.jpg)
今日は外国映画のハシゴなのです。
初主演から50年、日本上陸から45年、そして70歳を迎えたジャッキー・チェン集大成と言う触れ込み。老いても昔ながらのアクションシーンがあるのか?あってもできるのか?それとも演技派に転身したか?
結論から言えば、老いは隠せないがアクションシーンは健在。時おりコミカルなシーンが混じる作風も変わらず。そして熟達と言うか、過去のふるまいから生じた娘との衝突、葛藤がしっかり描かれ単なるアクション映画ではない厚みが加わった。
近年では香港名「成龍」から本来の出自である中国寄りにスタンスを変え、名前も「房仕龍」に。中国寄りな政治的発言も多く、年齢もあって香港での人気はすっかり衰えたと聞く。もう過去の人なのだろう。
本作での重要なパートナー・馬の名前はチートウ。感じだと赤兎、元は三国志に登場した名前だが日本でもその名を冠した焼酎が有名で、何となく親しみが持てた。どこまでが実演でどこからがCGか、さて難しい。劇中でも昔気質な元アクションスター(ジャッキー)はCGを拒絶するが、本作の制作にあたっては採用せざるを得なかったはずだが、いかに。
作中、この老優の過去を撮りためた作品がビデオで流れる。香港国際警察ほか、見たことある有名作品のワンシーンが次々と、オールドファンの心をくすぐるのだった。エンドロールでのNG集が健在だったのも嬉しかった。
2024年6月7日 川崎・チネチッタにて
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます