インド旅行を中心に、1977年頃の日記の形で著者の行動や考えが伺える。不眠症、霊が見える話、ちょっと神がかっている。優れた芸術家はどこかブッ飛んでるところがある印象だけど、この人もやっぱりそうだったんだな。先日神戸で見た展示が面白くて、たまたま図書館の書棚で見つけて借りたんだけど。ブッ飛んでるけど、読んで嫌悪感のようなものは感じなかった。あぁ、そういうことも人によってはあるんだろうなぁと言う印象。
本書の単行本時のタイトルは「彼岸に往ける者よ」だったそうだが、そちらの方が文庫本版よりはるかに内容に相応しく思える。おそらくは彼岸などと書くと宗教や不幸な内容を想像して手に取らない読者が居ると考えてのことだろうが、それで内容と乖離してしまっては元も子もなあいではないか?実は自分も棚から取って、横尾氏の世界各地への旅行記かなくらいに思って借りたのだ。全然違うじゃん!面白かったけど。もともとは「インドへ」を読もうと思っていたので、
続けて読もうと思う。
2015年2月6日 通勤電車にて読了
本書の単行本時のタイトルは「彼岸に往ける者よ」だったそうだが、そちらの方が文庫本版よりはるかに内容に相応しく思える。おそらくは彼岸などと書くと宗教や不幸な内容を想像して手に取らない読者が居ると考えてのことだろうが、それで内容と乖離してしまっては元も子もなあいではないか?実は自分も棚から取って、横尾氏の世界各地への旅行記かなくらいに思って借りたのだ。全然違うじゃん!面白かったけど。もともとは「インドへ」を読もうと思っていたので、
続けて読もうと思う。
2015年2月6日 通勤電車にて読了