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日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
お気軽にコメント下さい。

【写真展】中藤毅彦 「DOWN ON THE STREET TOKYO 1995-2025」

2025-02-20 20:00:00 | 本・映画・展覧会

 モノクロームでザラついた写真が大半、東京を万遍なく写すのではなく、ダークサイド、アナーキーな立場で撮ったように感じた。たまにモデルを使った作品もあるが、それとてテイストは同じ。

 30年撮り続けた集大成のようだが、時代の違いはパッと見てあまり感じなかった。こういうジャンルに強い人が見れば、ファッションや髪形、メイクの違いで判るのかもしれない。作品にクルマが写り込んでいれば、自分にも判るのだが。

 会場入口に掛けられた大型のれんには様々なキーワード。ちょうど作者在廊で伺ったところ、東京と聞いて作者が連想した何十(いや、もっとか)と言うキーワードを組み合わせて特注したものだそうで、こののれんを隅から隅まで見るだけでも面白そうだった(が、時間の都合で止めておいた)。

 2025年2月10日 品川・キヤノンギャラリーSにて

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【写真展】日本写真企画 「2024年度フォトコン月例コンテスト 推薦・金賞受賞作品展」

2025-02-20 06:00:00 | 本・映画・展覧会

 その名もずばり「フォトコン」誌の入選作品展。不特定多数の作品からは、構図や露出、それどころか被写体の選択から参考になり考えさせられることが多い。本展では選評も付いており、審査員がどういう点をどう評価しているのか知ることができ興味深かった。

 2025年2月10日 品川・キヤノンオープンギャラリー2にて

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【写真展】岩合光昭 「Kawaii~オーストラリアの動物たち~」

2025-02-19 20:00:00 | 本・映画・展覧会

 夜の食事会の前に、久しぶりの写真ギャラリーはしご。

 キヤノン/WWFカレンダー2025の作品展。わずか15点ばかりで個展できるのだから、さすが岩合先生。撮影された動物はコアラ、ウォンバット、クォッカ、ハシブトカモメ、カンガルー各種、カモノハシ。撮影メモがあるのが嬉しい。800mm望遠でこんなシャープに撮れるのかー。

 タイトルの通り「可愛い」シーンばかり、これはこれで大変な苦労と撮影枚数の中からセレクトしたんだろうな。

 2025年2月10日 品川・キヤノンオープンギャラリー1にて

 

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【本】若月澪子著 「副業おじさん-傷だらけの俺たちに明日はあるか-」(朝日新聞出版)

2025-02-19 06:00:00 | 本・映画・展覧会

 正業の傍らで、賃金の安い副業もする中年以上の男性が増えているらしい---インタビューと自らも働いてみたことによる、著者のルポ。

 ただ低賃金を糾弾するだけの書ではなく、それでもそうした仕事に従事するオジサンたちの理由に迫る。単なるカネ欲しさだけの場合もあるが、給料以外に何かを見出しているオジサンも多い。そういう部分をレポートしていることが、本書の価値。

 自分も「日雇いバイト」をしている身、そこに至る背景も内容も待遇も全く違うけれど、オジサン達の気持ちはちょっぴり解る気がした。春になると、仕事が増えてくる。今年も同じ仕事をするか、ちょっと迷っている状態。

 2025年2月10日 自宅にて読了

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【本】北山公路著 「マルカン大食堂の奇跡-岩手・花巻発!昭和なデパート大食堂復活までの市民とファンの1年間-」(双葉社)

2025-02-18 06:00:00 | 本・映画・展覧会

 岩手県花巻市と聞いたら何を連想するだろうか。宮沢賢治?温泉郷?ウマヅラ電車?(さすがに古すぎるか)…もしマルカン大食堂を連想したなら、その人は行ったことがあるか、花巻に関心を持って調べたことのある人だろう。

 そんじょそこらのとは違う、やたらクリームの量が多く幾重にも巻かれたソフトクリームを筆頭に、めちゃくちゃ品数の多い展望レストランが、マルカン大食堂。マルカンデパートの大食堂と言う意味だが、その本体であるデパートが営業不振と建物の老朽化と言うダブルパンチで閉店することになり、当然その大食堂も閉鎖となるはずだった。だがそれを知った地元の高校生が存続を訴える署名運動を始めたのを皮切りに、多くの人が様々な形で大食堂存続を訴え、運動に参加し或いは募金に協力した結果、デパートは閉店となったが大食堂は運営会社を変えた形で、ただし店内はほぼそのまま、厨房は総取り換えと言うスタイルで存続いや再開店した。

 本書は地元新聞社の記者とかが書いた本ではなく、その存続に関わった当人が書いている点がユニーク。どういうスキームで存続が決まったのか、私企業の存続に対する自治体の態度はどうだったのか(想像する通りだ)、どれほどの人々が関わり、どれほどの人々が再開店に押し掛けたのか、つまびらかにされている。

 先日の青春18きっぷ旅で花巻を通った時、マルカン大食堂に寄りたかったのだが時間の都合で下車できず残念に思っていた。本書を読んで、さらに残念に思う。次こそは、必ず再訪したい。

 2025年2月6日 自宅にて読了

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【映画】ショウタイムセブン

2025-02-17 20:00:00 | 本・映画・展覧会

 今日も映画ハシゴ、今週これで7本目。ここまで集中して観るのも珍しい。最近はシニア料金で安く観られるのと、貯まったポイントで無料鑑賞券を発行できるのとでお財布が助かる。

 阿部寛ふんする、テレビ人気キャスターの座を降ろされくすぶっているラジオDJが、一本の電話からキャスターに復帰、テロ事件の犯人と相対する。犯人の狙いは電力会社?総理大臣?それとも別の?目まぐるしく切り替わる場面、次から次へと明かされる、知られていなかった事実。本当に悪いヤツは誰だ。

 ストーリー展開が読めず、スリリングで飽きなかった。個人的に阿部チャンは(なんとなく)好きなので、観て良かった。舞台がラジオ・テレビ局で、ちょうどフジテレビ騒動のさなかだけに余計おもしろかったのかもしれない。所詮は既得権益の維持と視聴率稼ぎにしか関心なくマスコミ・メディアの良心なぞとっくに失っているというのが自分の見立てなのだが、本作に登場した局員たちはどうだったか。

 2025年2月6日 川崎・チネチッタにて

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【映画】野生の島のロズ

2025-02-17 06:00:00 | 本・映画・展覧会

 映画は毎週金曜日にプログラムが変わり、この日から新作が上映されるのが通例。今日も金曜日、また新作の公開があったので観に行った。

 輸送中の事故により、様々な動物が暮らす絶海の孤島に万能サポートロボットが現れた。命令する人のいない島でロボットは動き出すのか?動き出したところで何ができるのか?偶然ガンの卵の孵化をサポートしてしまい、刷り込み本能によりガンの母親代わりになってしまったロボット、ドタバタは続く。

 島の嫌われ者のキツネを始め様々な動物たちとの交流を経て、やがて訪れるガンの渡りに伴う別れ、島を襲う侵略者との一致団結した闘いなど、さまざまなイベントが続くが、ついにはロボット自身も島を離れる時がくる…。

 ストーリー自体はどこかで聞いたことあるような気がする。なので意外性はなかった。その代わり、画の綺麗さに目を奪われた。島の大自然、様々な動物の特徴を良く捉えた描写、無数のガンの飛翔シーン。旅立ちの時の夜明け。素晴らしいビジュアルだった。本作は字幕でなく吹き替え、主役は綾瀬はるかと鈴木福。意外なところで種﨑敦美とか。吹き替えは良く出来ていた気がする。

 2025年2月6日 川崎・チネチッタにて

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【本】那須正幹作/田頭よしたか絵 「あの日、指きり」(草炎社フレッシュぶんこ)

2025-02-14 20:00:00 | 本・映画・展覧会

 絵本が続く。著者が防府市で亡くなったことから山頭火ふるさと館で防府ゆかりの作家として紹介されており、本作を知った。本書は絵本と言えるのか、文字の頁と絵の頁が完全に分かれている。

 いつ頃の話だろう。初版発行が2006年だからそう古くはないが、絵本に描かれている主人公たちはイガグリ頭にランニングシャツ姿、どう見ても昭和30年代以前であろう。防府市中心部からやや西、航空自衛隊防府北基地のある辺りが舞台だ。

 小学校4年生の夏の日々の思い出、旅芸人(ストリッパー)の娘は偶然の同学年。町を案内してやったり、こっそり娘の母親のステージを観たり。交わした指きり。物語の最後は、大人になって町を訪ね思い出した情景。何となく、その感慨は解る気がした。

 2025年2月5日 自宅にて読了

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【映画】トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦

2025-02-14 06:00:00 | 本・映画・展覧会

 今日も映画ハシゴ。近いうち香港へ行こうと計画している。そのためではないが、香港ノワールっぽい作品があったので観ることにした。

 初めて香港を訪れたのは1989年だったか、その頃、空港は「香港カーブ」で有名な啓徳(Kai Tak)空港で、ターミナルからタクシー乗り場に出ると独特の臭気がした。そして市内へ向かう途中の右手に、おどろおどろしく聳え立つ九龍城があった。本作の舞台はその九龍城。

 密航してきたあげく地元の黒社会と揉め事を起し、九龍城に逃げ込んだ若者が、そこで匿われ、絆を育み、恩あるボスのため黒社会組織と幾度も死闘する。彼は生き残れるのか、ボスを守れるのか。

 香港映画の醍醐味は闘いのシーン。最近はワイヤーアクションもあって派手に吹っ飛ぶが、接近戦での身体のこなし、邦画流に言えば殺陣は観ていて飽きない。そして当時外から見ることしかできなかった九龍城内部の情景、セットやCGだと判っていても雰囲気を感じてしまう。

 面白かったのは、劇中にいすゞ117クーペが登場したこと。ベージュで金メッシュ?のホイール、6か月点検の青丸ステッカーが貼られていた。横にはカリーナ。車両だけ日本で撮って合成したのだろうか。部屋の中に置かれたビデオやカラオケの曲など、日本製品が多数あったのは興味深かった。何だか、次の香港行きが楽しみになってきた。

 2025年2月5日 川崎・チネチッタにて

 

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【映画】サンセット・サンライズ

2025-02-13 20:00:00 | 本・映画・展覧会

 3日連続の映画館!どういうわけか、観たい作品が集中することが多い(気がする)。

 今日の作品は過去2日から一転して現代劇。舞台は三陸。東日本大震災で家族を失った女性と、東京からやってきた釣りバカ男の恋物語…で括れるほど簡単なストーリーではない。ヨソ者が地域に馴染めるかとか、過疎に悩む自治体の空き家問題とか、テレワークとか、東日本大震災で受けた心の傷とか、コミカルなシーンが多くあるのにテーマは重い。震災10年の節目に、バイクで走った道を思い出す。真新しい道、不自然なほど高い堤防、人気のない集落。

 主演の菅田将暉、劇中の絵うまいねぇ。中村雅俊、宮城出身もあって起用されたか、さすがに老けたねぇ。竹原ピストル、話を締めくくる良い役だねぇ。クスクス笑いながらも、笑えねぇナァと思いながら観た。

 2025年2月5日 川崎・チネチッタにて

 

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