クラスで紙の辞書をみかけることがなくなりました。ほとんどの方が電子辞書を使っています。最近の電子辞書はますます便利になり、タッチパネル式、カラー画面、ワンセグチューナー装備、インターネット接続など、どんどん進化しています。
一般的にはカシオがトップシェアを誇り、カラー液晶でシャープが追いかけるという展開が続いているようです。英語のプロに人気があるのはセイコーです。2010年に中経出版から発売された、カリスマ講師二人による『この英語本がすごい!』でも辞書のコーナーがあり、二人ともセイコーの電子辞書を1位にあげています。
人気の秘密はそのコンテンツにあります。特に今年1月に発売された『DAYFILER(デイファイラー)DF-X8000』は、上級英語学習者向けで、「よくこれだけ入った」と思えるほど様々な辞書を搭載しています。英語の上級者は英英辞典を多く使う傾向にあり、このモデルはLongman, Cobuild, Oxfordと代表的な3つの英英辞典を収録しています。英和辞典も、小学館『ランダムハウス英和大辞典』、研究社『新英和大辞典』、収録語数の多い『リーダーズ英和辞典』『リーダーズ・プラス』など、6つも入っています。和英も、研究社『新和英大辞典』、小学館『プログレッシブ和英中辞典』などで、全体として強力なラインナップです。英語と深く関わりたい方にとって、最適の1台と言えるでしょう。
とは言っても、全ての人が英語を極めたいわけではありません。結局は、主にどのような用途で使うのかをよく考えて、用途に合った電子辞書を選ぶ必要があります。カシオ・シャープ・セイコー・キャノン、どのメーカーも特色ある電子辞書を発売しています。
(maw)