花電車

今日、花電車を見ました。都営交通100周年記念の行事として、都電の貨物車両を改造した装飾電車で、今月数回、本日を最終日として都電荒川線で運行されたものです。
33年振りに登場した電車は一両だけで、前回の数両が連なる光景と比べるとかなりさびしいものでした。
　
この荒川線のような電車、いわゆる路面電車はかつての東京では、41路線も見られ、網の目のように張り巡らされ、都内中を走っていました。
そののち、モータリゼーションと呼ばれた急速な自動車の普及と交通渋滞により、路面から追放されるように消えていったのです。海外では、トラムが該当するかと思いますが、やはり1940～1970代にかけて廃止が相次ぎました。
　
しかしながら、環境に優しく、建設コストが安いことや、乗り降りが高齢者にとって利用しやすい停留場形式であることなどから、ここ数年、見直しの機運が高まっています。
そして、1980代より再検討され、1995クライストチャーチ（主に観光目的ですが・・・）、2006パリで復活、同年、富山で導入しています。
　
皆さんの居住都市の交通機関はいかがですか。環境やバリアフリー、都市生活などの話題はいたるところにあるのですが、地元の様子は意外と見落としやすいようです。（Nas）