駿台海外校・駿台国際教育センター【公式ブログ】

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カルチェ・ラタン(Quartier latin)

2010年01月28日 | 全般・イベント

以前にも何回か触れましたが、駿台国際教育センターが所在する「東京・お茶の水/駿河台(するがだい)」界隈は、日本の「カルチェ・ラタン」と呼ばれる文教地区です。いくつもの大学や専門学校、予備校校舎群が集まり、多くの学生の姿があり、文化が形成されてきた様子が、パリ・ソルボンヌ大学周辺、いわゆる「カルチェ・ラタン」を想起させるからなのです。この言葉は直訳すると「ラテン語の地区」となりますが、一般的には「教養ある学生が集まる地区」という意味として使用されてきました。
 
その本場の「カルチェ・ラタン」ですが、今回のパリ講演会前夜に初めて訪れてみました。夜8時を過ぎてしまったため、ソルボンヌの前はさすがに人は多くはありませんでした。そして、煌々とした光が漏れる堅牢な建物から、時折、学生たちが現れると、一挙に勉学の匂いが漂ってくるのでした。カフェなどが集まる近くの小路はとても賑わっておりながらも、日中のモンマルトルあたりよりも安心できる雰囲気がありました。「教養ある学生が集まる地区」の夜は、違うなと感じたのです。

今、帰国生が集う駿台国際でも、ラストスパートする学生たちが自習を行い、講師やカウンセラーに質問したりするため、夜8時過ぎまで光が煌々とし、周辺の教育機関とともに駿河台の街を照らしています。その様子を見ると、文教地区の夜は、どこか温かみがあり、安心できる環境であることは、本場も日本も変わらないのだなと感じたのです。(Nas)

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