先日、金環日食の話題をもとにして、東京大学の入試問題のことについて考察してみました。(※2012年度、東京大学第2種外国学校出身者入試の理科一類の日本語小論文では、宇宙の起源の探求などの遠い将来を見据えた研究と産業に直結した研究とどちらを好みますか、という趣旨の問題が出題されました)
アメリカ合衆国の天文学・物理学者エドウィン・ハッブルはおよそ90年前の1929年に宇宙が膨張していることをつきとめています。
ドップラー効果の原理を使って、宇宙からの光波が赤方偏移していることを発見してこの事実を証明しました。
ドップラー効果は日本では高校の物理で勉強します。
という平易な公式を使えば、宇宙の神秘を理解することができます。そんなふうに、考えてみると、数学や物理を勉強する面白さを感じます。
ちなみに…厳密に言えば、光波の赤方偏移とは波長の観測です。上記の式のfは振動数、V、? は速度を表します。ここからどうやって、波長(一般的にλの記号を用います)を導き出すか、おわかりになりますか?
答えは来週の5/25(金)のブログに書き込みます。
(yos)