むさしの墨友会

現代書道の父、比田井天来先生の門流である桑原翆邦先生の門人の吉野大巨先生を師として、書を愛好する仲間の会です。

丼古庵先生よりの問い合わせ

2015-07-16 | 書道

先日、丼古庵先生より、むさしの墨友会の拙ブログにコメントをいただきました。

丼古庵先生より

はじめまして!!丼古庵と申します。

印材が好きで集めています。
赤い印材は、鶏血石ですね。
私は、高石峯さんの刻はすきですねぇ。

私のブログに、少し前に入手した天来とある印影をアップしましたが、これがどの天来さんか調査中です。

ご存じでしたら、教えて貰えると嬉しいです。

 

 

 

お稽古場にお伺いした時に、吉野大巨先生に伺ってみました。

 

吉野大巨先生より

天来とは読めますが、比田井天来が使用していたかは判明しません。

吉野も今までに300点ほどの天来作品を拝見していますが、今迄見たことはありません。

 

 

 

長野佐久市の比田井天来記念館に展示の印も晩年所蔵のもので、この中にはありません。

只、大正12年の関東大震災では鎌倉で被災し、多くの印等は土の中に、その後誰かが掘り当てたとは聞いていますが確認出来ていません。

尚、その中に天来の住所印が有ったような事も聞いていますが・・・。

 

 

実は、今年の9月中旬に茨城古河市篆刻美術館にて「桑原翠邦用印展」終了後に比田井天来用印の調査をしたいものと考えています。

お役に立てず申し訳ありませんが、又情報がありましたらお知らせ下さい。

 

吉野大巨

 

 

(萬鶴代筆)