酒酒楽楽

酒店のオバちゃんが、商工会活動や家族のことなどをマイペースで綴っていきます。

あれから20年・・・庭の花を眺めながら(3)

2008-05-05 20:30:00 | 健康




ネタ切れなので、身の上話(?)をと思って始めてみたものの、
体調がイマイチ思わしくなく、話の調子も狂ってしまった。


20年前の今頃も微熱と肩こりに悩まされていた。
私にはある持病ともいえるものがあり、
医師(耳鼻科)からはいつも「風邪を引かないように」と注意されていたのだが。


独身の頃から「○○便り」とか「○○新聞」とかを書くのが好きで、
娘の入学と同時に憧れの「家族新聞」を発行しようと決めていた。
その家族新聞を一人で書き上げて、入学時の写真なんかも貼り付けて、
そして親戚中に郵送して。



やっている間は楽しいが、そのあとに肩こりや発熱が襲ってきた。
あの日も、「動いて汗をかけば治るんじゃないか」
そんな安易な考えで山へ登り、
それでも肩こりは治らず、却って風邪をこじらせてしまった。

それから約一ヶ月あまり、肩こり、歯痛、頭痛に悩まされ、
お風呂で温まれば肩こりが治るかも・・・と、これは炎症を進める結果となり、
『副鼻くう炎』と診断されたのは6月になってからのことで、
即刻、入院&手術をする羽目となった。



入院の朝、仏壇にお参りし無事を祈った。
あまりにも長い間我慢していたので、
歯茎が濃で真っ白になっていたし、頭はズキンズキンと痛むし、
気持ちは「愛と死を見つめて」のヒロインになっていたのだ。



手術もどうにか無事に終わり、術後4、5日経ったある雨の日の午後の事、
父親に連れられて病室に入ってきた娘の様子がいつもと違う。

訳を聞くと、家で書いてきた手紙をくれた。
『おかあさん、あのね、きょうのかえりにね、あるいていてほりにおっこちたの』と。
「それでどうしたの?」
「けがはしなかったの?」
「ぬれたままかえってきたの?」
などなど、矢継ぎ早に質問する私に、娘はそれ以上聞かないでという顔。

傘を差していて前がよく見えないので堀に入ってしまい、
Nちゃんが学校へ連れて行ってくれて、
担任の先生が大きなパンツとか着替えを用意してくださって・・・



だがしかし・・・

つい最近娘から真実を打ち明けられた。

「本当はね、あの時、誤って堀に落ちたんじゃないんだよ。
止まれば止まることも出来たんだけどね。何でかわかんないんだけど・・・
入っちゃえ!って思って入ったのね。お母さんがいなかったからかな?」

子供にとって母親がいないということは、
大人が考えるよりも遥かに寂しいことなのだろう。


(わたしだってね、あんたのことが心配で心配で・・・
仏壇にお参りした時、本当は涙が止まらなかったんだよ。)


山登りが意外な話に展開。
この年の9月末、またもや同じ病気で手術。
平成14年1月にまた手術といった具合に、入院を繰り返しております。



                   

今日はこどもの日。
どの子も素直な良い子に、そして明るく元気に育ってもらいたいですね。


弟の長女が臨月を迎えております。
元気な赤ちゃんが生まれるよう祈ってます。

<おまけ> いわき名産“メヒカリ”

いわき市のKさんからお土産に頂いたメヒカリ。今日は、唐揚げにしました。




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