なかなか寝付けないのに、早朝に起きてしまう。
夜中にちょっとした物音で何度も目が覚めて眠れなくなる。
年をとってから表れ始めた睡眠の悩みを抱えている中高年は多いといいます。
当方は、寝つきは悪くはないのですが、朝早く起きてしまうのと夜中に目が覚める傾向です。
朝早く目覚めてしまうのは、睡眠と覚醒のリズムが前倒しになるからで、睡眠は大きく前半と後半とに分かれていて、前半はぐっすり寝ることで成長ホルモンの分泌を促し、後半はすっきり覚醒するためにコルチゾールという物質を分泌させるそうです。
高齢になると、積極的に成長ホルモンを分泌させる必要がなくなって量も減り、その分、後半のコルチゾールが優位になり、起床が早くなってしまうとのことです。
加齢とともに夜中に目が覚めて眠れなくなった人は、目覚めた時に時計を見てはいけないそうです。
そういえば、当方は必ず時計を見ていますが、これがいけないそうです。
脳は起床する3時間前から覚醒を促すコルチゾールを分泌し始め、夜中に目覚めた時、時計を確認して“3時に起きてしまった” “今日も3時だ・・・” といった行動を繰り返すと、脳には「3時に起床する」というプログラムが組まれ、それに合わせてコルチゾールの分泌を開始してしまうとのことです。
目覚めても時間は確認せず、自分は〇時に起きるんだと起床する時間を頭の中で3回繰り返すと、それだけで脳はプログラムし直し、コルチゾールの分泌をコントロールできるようになるそうです。
当方は最近この方法を実施し、夜中目が覚めた時は時計を見ないようにしていて、その結果、以前より夜中に目が覚めなくなっています。
イッシー