青空と紙風船

就労サポートセンター紙風船の日常をBlogでお伝えいたします

企業からのお客さま。

2016年02月11日 | 障害者福祉

先週は来客の多い週でした。

その中で、ある企業の人事担当の方がお見えになりました。

その会社では、近々障がい者雇用を数名行う予定とのこと。

 

事前のお電話では、「では今後、何か紙風船でお手伝いできることがあれば…」と言っていたのですが、

「就労訓練の事業所がどんなことをしているのか」

「どんな方々が利用されているのか」等といったお話から

「どうぞ是非今後の参考にいらっしゃってください!」と申し上げたところ…

すぐに来てくださったのです!

 

お話では、法定雇用率の法律遵守のことがきっかけではあるものの、できれば今後もこういった機会を増やしていきたいということでした。

 

この日は紙風船のことを中心にお話させていただきましたが、次はこの企業様にお伺いして、現場での様子や今後の障がい者雇用に向けて、お互いのメリットとなるような協力体制ができればと思います。

 

「どんな仕事ができるのかがわからないから教えてほしい」という言葉、これは以前にも企業の方から言われたことがあります。

贅沢を言えば、その会社の中での仕事内容を一通り見せていただき、その中からできそうな仕事を,

抽出または切り出しをしていきたいところです。

 

ハローワークの障がい者雇用担当の職員の方

市役所障がい福祉課 就労担当の職員の方

高等養護(高等支援)学校の先生方

医療機関や福祉事業所で障がい者の就労支援に携わっている方

私たちのような就労支援事業所の職員

 

きっと、それぞれの機関がそれぞれの連携を築きながら、障がい者雇用の裾野を広げているのです。

その中心にいるのは、就労を希望している当事者のみなさん。

どの相談機関を利用したとしても、皆さんに雇用の機会を提供し、また長く働き続けていけるような支援体制が構築できるようにしていきたいです。

 

今回、企業の方が「紙風船」に連絡してくださったのは、「地元の繋がり」でした。

いわゆるご近所さんです。

 

紙風船のメンバーが就職していけることは私たちにとって何よりも大切な事ですが、地域の中でひとりでも多くの病気・障がいを持つ方が働く機会を持てること自体が嬉しいです。

 

以前、紙風船の立ち上げから全てにおいてお世話になった一杉光男さんがおっしゃっていました。

病気や障がいに関係なく、私たち全てがもっているはずの「生きる権利」。

その生きる権利と同様にあるべき「働く権利」。

決して特別な事ではない、あたりまえのこと。

…こんな言葉を言わなくても浸透している世の中になれるよう、私たちは歩んでいきたいと思います。

いずみまさこ

 

追伸:

企業の方と話している中で、やっぱりポイントは「コミュニケーション」でした。

障がい者雇用をすすめるにあたり、どんなふうにコミュニケーションをとったらいいのかな?ということ。

どの部署でも(事務関係の部署は特に)コミュニケーションが大切だ、ということ。 

どこにいっても話題となるこの「コミュニケーション」

得手でも不得手でも良いのです。

自分のコミュニケーションの良し悪しを理解していくことができれば大前進ですよ~。

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