競泳空想科学

聞いたことがある。
人間が思い描いたことは実現できると。
あとは行動するだけだ。

転機

2013年08月06日 | 水泳
バルセロナオリンピック柔道金メダリストの古賀選手の経験した出来事。
ソウルオリンピックで優勝候補の筆頭にあげられながらも、三回戦で敗退し、敗者復活戦にも出られず、メダルなしに終わってしまう。

「今なら笑って言えるが、二十歳の私にはショックだった。誰も信用出来ないという気持ちからしばらくは人を警戒するようになっていたと思う。
しかし一番ショックだったのは、帰ってきてから観たビデオ放送である。
ソウル五輪の柔道会場で私がテナーゼ選手に負けた瞬間、観客席の両親が映った。
そのとき、両親は周りの人たちに謝るように頭を下げていたのだ。二人の気持ちを思うと旨の潰れる思いがした。
戦っていたのは私だけではない。
両親も観客席で私と同じように戦っていたのだ。
しかし、こんな親の姿は二度とみたくなかった。
周りの人たちに祝福され、喜んでいる姿を見たい。
そう思ったときに、帰国直後からの鬱屈した気持ちは消えていた。」

選手の限界の指標とは

2013年08月03日 | 水泳
スイマガ
平井伯昌のコーチングMyRoadより
「よく『選手としての限界』という言葉を耳にしますが、私の考える選手の終わりというのは、肉体的な限界ではないと思うのです。
精神的な面での成長ができなくなったときが、選手としての限界がきたときなのではないでしょうか?
選手というのは、ジュニア時代には体の成長によって記録が伸び、18~22歳ではトレーニングによって記録が伸び、そして20代後半は精神面の成長によって記録が伸びていくと考えています。
ですから、水泳以外のもの、それこそ「人間性」などの成長により、まだまだ記録は伸ばせると思っているのです。
康介の体力が衰えているとは思っていませんが、20歳前後のような状態ではないのは事実です。
それでも選手として記録を伸ばす事は出来る。
それは「体」だけでは競技者として戦えないということであり、「心」あっての「体」なのだと思うからです。」

そのためには「哲学」をもち水泳に取り組む必要があります。
何のために水泳をやっているのか?
明らかに水泳を始めた頃と今では違うはずなのですからね。

2016 「See You Again」

2015「繋心」

2015「HAC」

for you , to me