あるコーチの話。
一升瓶片手に選手指導してました。
来る日も来る日も福岡のプールで、お酒を飲みながら顔を真っ赤にして指導していたので
「福岡の赤鬼」
と呼ばれていました。
当時、良い逸材の選手がいたので、そのコーチはとても期待をして指導していました。
その選手でオガタシゲオ選手を追い抜こうと考えたのです。
いよいよその選手が高校生に進学になりました。
「コーチお話があります。コーチにはついていけませんので水泳辞めます。」
この一言で終わったそうです。
「やはりお酒が原因ですか?」との問いに
「そうだ。」との答え。
「ではそれがきっかけでお酒は止められたのですね?」との問いには
「そのまま飲み続けた。」と。
12年前の僕の会話の一つ。
結局、禁酒の真相は聞けずでした。
先日20年前のスイマガを読んでたらこのコーチは36歳でした。
見た目は完璧893でした。
しかしそれでもなおまたお会いしたいコーチのお一人です。