【10人の猛攻】
ヨーロピアンカップ決勝、グレートブリテンvsハイバリーは延長前半を終了して1-1の同点。延長後半に勝負を賭ける。
延長後半開始直後、主審から1枚のレッドカードが出される。対象者は、先程決定的な場面で不運にもシュートをゴールバーに阻まれたファン・ペルシーだった。信じられないといった表情を見せるファン・ペルシーは、無念そうにピッチを去る。
1人少なくなったハイバリーだが、気落ちしている感は無い。
センデロス「10人になっても我々は勝利を目指す」
主将のセンデロスがチームもまとめる。そして、ハイバリーの猛攻が再び始まった。108分、スルーパスからレジェスにボールが渡り、またもピンチ。レジェスはグラウンダーでゴールを狙うが、これは右にそれる。
116分、直接FKでピンチは続く。キッカーのボールをGKスコット・カーソンがパンチング、こぼれ球をDFがクリア。
そして、試合はアディショナルタイムへ。右でボールを持っていたセンデロスがミドルシュート。これをカーソンは横っ飛びでキャッチし、ゴールを許さない。
そして、120分が終了し、勝負はPK戦にまでもつれ込んだ。
ヨーロピアンカップ決勝
グレートブリテン 1-1 ハイバリー
(得点) 43分 ケヴィン・デイビス(グレートブリテン)
90分 レジェス(ハイバリー)
(退場) 106分 ファン・ペルシー(グレートブリテン)
シュート数、5-18。ボールポゼッションは32-68と完全にハイバリーに押されていた。
先行はグレートブリテンで1番手はバッセル。復帰してからクラブの勝利につながるゴールを量産。この試合でもジャニングの意表を突くプレイをした。
バッセルは左にボールを蹴る。しかし、GKジャニングも同じ方向に反応し、ボールを止めた。両手で頭を抱え、点を仰ぐバッセルに対して、止めたジャニングは冷静だ。
ハイバリーの1人目はレオン・ホープ。左にきっちりと決めてハイバリーがリード。
グレートブリテン2人目は延長から出場のアンディ・ジョンソン。リーグでは途中出場ながら2試合連続2ゴールを挙げるなど活躍が目立ち始めていた。ジョンソンは左に決めて、1-1とする。
ハイバリー2人目は左サイドハーフのキーラン・リチャードソンだ。クロス、FKが得意な選手でPKも外す確率は低いだろう。リチャードソン、左に決めてハイバリーが再び一歩リード。
互いが残り3人となったPK戦。グレートブリテンは逆転することができるのか?