スペインリーグディビジョン1・第34節
先にチャンスを作ったのはカラオラCFで、13分にカールトン・コールが押し込むも、ゴールラインギリギリでクリアされ、惜しくも先制ならず。
19分、FCバルセロナはアンドレス・イニエスタがボールをカットし、スルーパスからリオネル・メッシのゴールで先制点を奪われる。
しかし、32分にマルク・アントワーヌ・フォルチューヌのセンタリングをコールがヘッドで決め、1-1の同点に追い付く。更に38分、キーラン・リチャードソンが左からセンタリングを上げ、これをペドレッティがスライディングボレーでゴールネットに突き刺し、逆転に成功。前半を2-1と1点リードで折り返す。
71分、CKからチリ代表DFフェゲーロのジャンピングボレーでFCバルセロナに2-2と同点に追い付かれる。更に84分、FCバルセロナはCKを得て、ピンチを迎える。しかし、クリアしてカウンターからリチャードソンが突破し、シュートを放つが、GKゴルコチェアに弾かれる。このまま2-2だと優勝は厳しくなる。
アディショナルタイム、お互いにとって、これがラストチャンスだろう。ボールを持っていたのはカラオラCFだった。右のCKを得て、ボールをエリアに入れる。
FCバルセロナ 2-3 カラオラCF
(得点) 19分 リオネル・メッシ(FCバルセロナ)
32分 カールトン・コール(カラオラCF)
38分 ペドレッティ(カラオラCF)
71分 フェゲーロ(FCバルセロナ)
90分 プラシル(カラオラCF)
混戦からプラシルが押し込んで、カラオラCFにとって貴重な勝ち越しゴール。FCバルセロナとの死闘を制した。接戦だったものの、シュート数は5-14(前半1-8)で、常にカラオラCFが押していたのだ。順位を1つ上げて3位に浮上したものの、CAカラオラは2-0でエスパニョールに勝ち、勝ち点差5は変わらず。