35歳、カーソン
プレミアディビジョン第27節
ボルトン戦。この試合、ボルトンのGKは、かつてのチームメイトだったスコット・カーソンである。グレートブリテン入団時には21歳だったカーソンであったが、現在は35歳でベテランの域を超えてレジェンドの1人になりつつある。
9分、クロスに反応したエドガーはループヘッドでゴールを狙うが、カーソンに抑えられる。
カーソン「エドガーよ、そう何度もお前にはゴールを割らせないぜ」
何度も対戦してきた経験か、エドガーのプレイを見抜いている感さえあった。
その後も、カーソンは好セーブの連発で、グレートブリテンにゴールを割らせなかった。
38分、エリア内でダレン・ベントがシュートを放つが、ボールに勢いが無い。これでは、カーソンは勿論、並のGKでも捕れる感じだ。
カーソン(何だよ、枠に行ってねぇじゃねぇか。しかも、ボテボテ・・・?!)
シュートコースにはチャールズが走り込んでいる。
カーソン「何だと?! くそっ、しまった。これはパスだ」
チャールズがシュートを決めて、グレートブリテンが先制する。
後半、ベントはミドルシュート。これは、枠をきっちりと捕えていた。
カーソン「これ以上は、お前たちの思うようにさせん!」
カーソンがパンチングで弾く。CKとなり、ショートコーナーからセンタリングがエリア内のベントに向かう。
カーソン(ヘッドか、それなら止めてやるぜ)
しかし、ベントはヘッドを選択せず、ループヘッド。
カーソン(そう来たか。だが、対応できないわけじゃねぇ)
実況「ベントの意表を突いたループヘッドをカーソン、片手一本で何とか弾きました」
だが、ベントは尚も倒れ込みながらヘッドで決めて、グレートブリテンが追加点。
グレートブリテン 2-0 ボルトン
(得点) 38分 チャールズ(グレートブリテン)
50分 ダレン・ベント(グレートブリテン)
この試合も完封したグレートブリテン。連勝記録と共に、連続無失点記録も続く。