諦めないPSV
ヨーロピアンリーグ・グループC第5節
ジョン・テリーは復帰するも、苦しいことに変わりはないグレートブリテン。
アンディ・ジョンソンのスルーパスからジェームズ・ミルナーがグラウンダーをゴール右隅に決めて、グレートブリテンが先制。
51分、P.アテネはパスを回すも、スティーヴン・マクマナスがカット。
54分、PKで追加点のチャンスを得たグレートブリテンのキッカーはエドガーだ。P.アテネのGKマルコ・アメリアはゴール前で両手を大の字になるように上げて構えている。
エドガーはゴール左上にPKを決めて、アメリアの飛んだコースは合っていたが、僅かに及ばず。これで、グレートブリテンはリードを2点に広げる。
グレートブリテン 2-1 P.アテネ
(得点) 29分 ジェームズ・ミルナー(グレートブリテン)
54分 エドガー(グレートブリテン)PK
88分 ステファン・セラコヴィッチ(P.アテネ)
シュートを左に決められて、1点を返されるが逃げ勝った。
その一方で、オランダではPSVとユベントスの試合が行われていた。
実況「さぁ、PSVはコク選手がボールを持ちます。試合時間残りあと僅かで1-1。PSVは決勝トーナメント進出のためには、ここは勝たなければなりません」
コク(よし、ここだ!)
実況「コク選手、ここでシュートだ」
コクのシュートは枠を捕えていたが、距離のある所から放ったシュートで、これではGKに取られそうだ。決勝トーナメントを確定させたユベントスはブッフォンではなく、サブのGKがスタメン出場している。
実況「いや、これはシュートではありません。ヘムロン選手がシュートコースに割って入ろうとしています。これは、パスだ!」
ユベントスのサブGK「なにっ?!」
ヘムロンのダイビングヘッドが決まり、PSVが勝ち越しに成功。PSVはユベントスに2-1で競り勝ち、決勝トーナメント進出に望みを繋いだ。とは言え、ユベントスはバウアー、シエロ、ブッフォンが出場していない。それにも関わらず、あのPSVを苦しめるのだから強い。
グラーフ(今回はユベントスに助けられた部分もあったが、我々は望みを繋いだ。決して、決勝トーナメント進出を諦めない)
(グループC第5節終了時)
2位 グレートブリテン 2勝1分け2敗 6得点5失点 +1 勝ち点7
3位 PSV 1勝3分け1敗 5得点7失点 +2 勝ち点6
最後にグレートブリテンとPSVが直接対決で決勝トーナメント進出を賭ける。グレートブリテンは引き分け以上でベスト16が決まる。